ヒトの本質について2.6(沈まぬ太陽と歪んだ空間)
タイムワープ!
私たちは生まれてから死ぬまでの間、ずっと変化を続けています。人間の平均寿命が70歳と言われているので、私たちは太陽の周りを平均して70回ぐるぐるぐるぐると回り続けます。
地球自身もぐるぐるぐるぐると自転しているので、365日× 70回の夜が訪れるます(閏年も入るね)。
地球は太陽から向かって少しだけ斜めに傾いた状態でぐるぐるぐるぐると公転しています。この少しの傾きがこの地球に季節と言うエッセンスをもたらしてくれています。
現在使っている時計は古代にはなかったものです。
人類が手にした最初に手にした時計はカレンダーです。月の満ち欠けを元にした太陰暦が最初のカレンダーでした。
カレンダーは農作物を種をまいたり、収穫したりする時季を図るのに便利な発明だった。
今2020年現在人類が手にしている時計は1秒は絶対零度の中のセシウムという原子の動きを頼りにしているので、古代の人類が持っているものよりか幾分精度の高いものを使っています。(カレンダーも太陽の公転を意識しているので上等な物です。)
上等な時計は人類が到達しようとしている月への移住や、火星にロボットの派遣をするときに使います。
精度の優れた時計がないと天体の座標をきちんと特定することができません。70億人が同じ時間を持っていないと国家を跨いだプロジェクトをなし得ると事は困難でしょう。
しかし、時間と言うのはすべての座標において同じように進むわけではありません。
地上で寝ている僕の目覚まし時計と、飛行機に乗って空を飛んでいるパイロットの腕時計では、秒針の進むスピードが違います。僕の枕元の目覚まし時計のほうが早く進むのだ。
これはパイロットが高速で飛んでいる飛行機の中に乗っているから、飛行機の中の空間が縮むために起こる現象です。
この現象はGPSの座標を特定するために、猛スピードでぶっ飛ぶ(飛行機の何倍も)人工衛星にはより顕著に起こってしまう現象です。
なので、人工衛星側は時間のズレを把握した上で我々に正確な情報を送ってくれています。
われわれは空間の伸縮には気にも止めず生活をすることができますが、時間には縛られて生活をしています。
時間と言う概念が過去、現在、未来と言う概念を生み出すのです。
そして時間と言うのはあくまでも道具にすぎません。例えば生年月日と言う数字は地球と太陽の座標を割り出すための数字なのだ。ただそれだけの数字。
絶え間なく運動している天体を時間で切り取り、止める為だけ使われる数字が時間。
我々が過去の月日を思い浮かべるときに、或いは故郷に帰ったとき、その場所というのは宇宙の座標に置いては同じ場所ではないのです。
私たちは常に太陽の周りをぐるぐると回転し地球も同時に回転しているため、一瞬として同じ座標にはとどまっていません。
地球の自転と同じ速度で逆走できたとしても、地球自身が常に大爆走と大回転をしているので、その上でミドリムシのように滞在している私たちは振り回されるしかないのです。
では、時間という概念がなくてもこの世界は成立するのでしょうか?
この。ブログは人類の本質を探っている最中のブログです。コメント等いただけると哲学のヒントや僕の羅針盤になるので嬉しいです。
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