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退屈な世界に劇的な願いを

質問1:読むのが好き?書くのが好き?
質問2:あなたにとって文学とは?
質問3:最も影響受けた本は?

文芸サロン#青い傘 の副部長のかのこさんからのお題だ。彼女はもう四週間もラジオ番組#略して青ラジ のパーソナリティーをがんばっている。部長達が走るのをきちんとマネジメントしててエラい🚂
参加するしないは自由なのだが、僕は暇な部員なので今日はこのお題に取り組んでみる。

質問1:読むのが好き?書くのが好き?

僕は読むのが好きだ。
小説を書く人はみんな読むのが好きなのかなと思ったのだが、書くのが好きのタイプの方が小説家として大成するのかなと僕は思っている。
僕は『リアル鬼ごっこ』を数ページ読んで、なんだこのゴミみたいな作品は❗️なぜ俺はこの本を買ってしまったんだ❗️と怒り、読み終わった途端投げ捨ててしまった人間だ。あの時はなぜ自分が怒ったのか深く詮索しなかったが、読んですぐに圧倒的に作者の本の読み込みが足りてないのが伝わった。
当時の作家に対して神聖視していた僕には許せなかったのだろう。僕の出会った本ワースト1位が『リアル鬼ごっこ』だ。
きっと書くのが好きな人でないと『リアル鬼ごっこ』は書けない。でも、大人になった僕が今読んでも文庫版ではかなり改良されてたから元版でないとあの怒りは再現されないだろう👻

質問2:あなたにとって文学とは?

文芸。僕はどんな本でも文芸として捉えている。そして、文芸が原作なら映画も音楽も漫画も漫才も僕の中では文芸だ。芸術と言うのは心を揺さぶる。たくさんの揺さぶりがその作品の価値を高めるのだ。
文学とはそんな芸術の技を盗むことなんじゃないかなと思う。

例えば文芸作品の『リアル鬼ごっこ』を文芸として消費してしまえばそこで終わりだが、文学として研究するととても面白い作品になる。
リアル鬼ごっこがリリースされて文芸の掲示板ではこの作品は面白い。この作品はクソ以下だ。のニ極化で議論が巻き起こった。
当時問題作だった『バトルロワイアル』の後にリリースされたリアル鬼ごっこは、当時では新しい作風だったバトルロワイアル物を世間が欲っしていた。
そして期待したタイトルとは裏腹にその幼稚な文体に期待を裏切られた読者は多かった。
しかし、自費出版で作られたリアル鬼ごっこは世間に受け入れられ、議論が巻き起こった。

この後にきちんと文学した出版社は携帯小説をホームランさせてたから、文芸をきちんと分析して自分に落としこむのが文学なのだ。

質問3:最も影響受けた本は?

本の影響力は個人にとどまらない。
世界で1番売れた聖書は国を作り西暦を作った。世界の暦は聖書によって統一され、経済のみに止まらずキリスト教は世界中に土地を持っている。
世界で2番目に売れた富国論はロシアを作った。
世界で3番目に売れたハリーポッターシリーズは遊園地を作り、今度東京にも公園が作られる。ダンブルドアの偉大な功績は皆の心に残っているだろう。
僕たちは本の中に生きている。それも一番たくさん売れている本の中に生きている。偉大な本は偉大な音楽や偉大な絵画を越えるのだ。言葉のエネルギーは世の中を変えるのだ。

本を読まずに生きていくことができる。らしい。僕はその生き方をしていないからわからない。が、そんな僕が読んだ本の中で深い感銘を受けたのは(上記の3冊はどれも読んでいない)小畑よしのりの『戦争論』だ。これは80年前の大東亜戦争についてとても強く太い情熱で書かれた本だ。これだけを読むととても危険なので。今読むのはあまりオススメはあまりしていない。しかし、日本の世論を変えて今の日本に強く影響を及ぼしている本だ。

本を読むと思想が移る。人間のコピーができるのだ。それは作者の劣化したものなのだが、コピーされてしまった人間はそれに気づかないね。

(じゃあ本を読んで自分を見失う?)
(吸収の仕方が違うからそんなことはないよ)
(…あぁ、読み手の個性が反映されるのね)

BGM:略して青ラジvol.4 真夜中に歩く

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