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暗黒の太陽

 挫折してしまい、心が挫けて立ち上がれない時は盛大に倒れてしまった方がよい。自死を選ぶよりも遥かにましだから。

 では、倒れて時間が経ち、立ち上がろうと決意を秘めてもがくとき。挫折してしまった過去との折り合い、及び、決着に向けてどう向き合えばいいのでしょうか?

 これは僕のやり方なのだが、少しづつ触って行くしかないだろう(危険物を扱う様に)。目を背け全力で逃げても構わない。しかし、好奇心が旺盛な僕は人生を味わうように過去を噛み締めています(恐る恐る)。

 他人や過去は変えられないが、時間の流れは過去を遠くへと忘却させて、事象に対する受け取り方を変えていく。

 まるで、輝く太陽の光が季節によって現れる時間を変えるように、毎日の雲の流れが時として太陽を隠してしまうように、太陽という不変のモノであっても、時と場所によってその見方が変わるように、過去も同様見方が変わっていく。
 朝日の様に。夕陽の様に。

 挫折をもたらした(自分にとって暗い)事象を太陽と喩えた事が、偶然にも過去を本質的に捉えられていると思いました(僕にとって)。

 太陽の光が眩ゆければ眩いほど、その影は暗く濃いものになるでしょう。
 太陽が触れないように過去にも触れることが出きません。しかし、その影響力は強く、太陽が放った光が影を作るように、過去が放つ何かがあなたを捉えて影響を及ぼす。

 サハラ砂漠の灼熱の太陽のような光か、
 木漏れ日の下の様な光か、
 で、その影響がまるで変わるように。あなたは影響の光に対して自分の立ち位置を変えなければなりません。

 過去に対する立ち位置を変えるこの旅に地球のような地図があれば良いのだけれどありません。過去が何なのかを探る事が出来れば、あなたの振る舞い方も変わるのではないか。

 しかし、人類が太陽についてまだ何も分かっていないように、挫折するくらいショックな出来事を解明しようとするなんて時間の無駄かも知れませんね。

 しかし、挫折という暗い過去の経験は人生に苦味を与えてくれる。あなたという人柄に隠し味を加えるのだ。きっと不思議な魅力につながることだろう。

 あなたと私が挫折しているのは、事象が過去になっていないからだ。

 過去として捉えることができて立ち上がれますように。

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