映画のオーディションに行った話!
こんにちは。地方にてカードゲーム・ボードゲームの喫茶店をやっております「すのめろ」と申します。以後お見知りおきを。
今回はタイトル通り、映画のオーディションに行ってきた記事です。あくまでエキストラとしての出演ですが、きっちりオーディション形式でした。
猫を主体とした作品。興味本位で応募してとりあえず行ってみた的な、割とゆるふわな気持ちでした。
日時と場所がメールで送られてきて、自分の時間帯調べて行く形。リストが一気に送られてきて、この時点で300人いてました。思ったより多い。
会場もグーグルで調べると工場地帯にある会社の会議室みたいな場所でした。さながらカイジのエスポワール乗る気分でした。
会場について待機。オーディションが押してるのでしょう、1時間ほど待って呼ばれる。どうやら10人グループになって受ける形式。色んな人いた。
でっかい会議室に呼ばれ、多分映画作成の偉い人かしら、その人がマイク持ってカメラも回ってて、横に10人並んで面接みたいなもの開始。私は確か4番だか5番という、真ん中くらいの順番でした。
猫の映画という説明、どういう内容かというのを聞き、いざ今日の進行について。自己紹介、自己PRですね。それを喋ってくださいという指示でした。特に喋ること考えてなかったので、真ん中くらいの順番で良かった&前の人の聞いて参考にして喋ろう、そう思ってました。その認識が甘かった。
面接が始まり、最初の人が喋り出す。
「劇団○○所属の××です、普段は△△にて演劇の云々~」
へー、すごい人いてるんだな~、と思いました。しっかりした経歴持ってはる。その人の回が終わり、次の人へ。
「○○プロダクション所属の××です、主に△△役を云々~」
こっちもすごい経歴の人だな、オーディションってやっぱ色んな人いてるな、って。その人も終わり、次の人。
「わたくし○○と申します。××委員会にて△△活動を行って云々~」
ん?
あれっ?
そんなガチな集団のオーディションだったのこれ?
私なんてそんな大層な経歴なんてなくて「オッ、なんかあるやん、応募したろ(ポチー)」って雑な気持ちで来ただけぞ。
途端に焦る私。迫る順番。何も考えてない脳。でも不思議と冷静。そして私の番。
「では自己紹介をどうぞ」
「アッ、僕は猫が好きです!」
ア カ ン 、 終 わ っ た 。
その後は猫の映画ってことでひたすら自分の猫が可愛いとかそういうのペラペラ喋ってたと思います。内容もペラペラ。
だってそんな演者としての経歴なんて何も持ってないんだもの。強いて言うなら人生のピエロを演じてるというくらい。
面接してた人も「ああ、そう…」みたいな反応。すまねえベジータ。
続く次の人も、学生さんで部活で演劇部だったり、オバちゃんがなんとか会っていうので活動してたり、なんていうか
結果として私めっちゃ浮いてました。
貴族の集会に貧乏人が紛れ込んだような、そんな感覚を味わいました。
だってそんなガチな人ばっか来るなんて思ってなかったんだよ~!
それでも浮いてる感は出したくなかったので、いっそ堂々としてました。私の中では。「私は猫が好きですが何か?」といった具合に。
内心は「早く終わってくれ悟空ーッ!」って気持ちでいっぱいでした。
多人数戦オーディションも終わり、みんなが一斉に「ありがとうございました!」って言って終了。そそくさと帰ると「あ、あいつ浮いてたヤツだぜ~?」感が出ちゃうので、むしろゆっくり嘗め回すように会場を見て階段を下りました。思えばただキョロキョロしてたやつと映ってたかもしれません。
なにより私を除くほぼ全員がなにかしらに所属してて、活き活きしてるというか、自分の人生のルートを定めてるというか、ちゃんと考えてオーディション来てるんだなって感じました。
そんなこと思いもせず適当に来ちゃった私は若干みじめな気持ちに陥ったり。みなさん活力&エネルギーがすごい。
それでも普通に生きてたらそうそう出くわさないようなコトを体験できたので、楽しかったです。
またこういうのあったら、浮くことが分かってても参加すると思います。私はこの程度じゃ折れねえぜッ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
別記事を出した際も、お時間ございましたらぜひ読んで下さいね!
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