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新時代の指導論 ~昔と今は違う!~

今回の記事はチームで指導をしている方から学校の先生、親御さんまで参考になるかと思います!

テーマは新時代の指導論について
日々変わりゆく時代の中、
指導する側される側の感覚や価値観の違いは永遠の課題かと思います。
伝えたいのに伝わらない…
思い通りに動いてくれない…
そんな悩みは指導者の立場の方々は経験してきたかと思います!

何はともあれ周りを変えたければ、まずは自分から変わるしかありません!
この永遠のテーマを!
現在、学生指導と指導員育成を行っているSnowCrystalがまとめました!
是非参考にしてみてください!

・「伝統を重んじる」は捨てろ

よくこんな言葉耳にしたり、言ったりしていませんか?

・昔は〇〇だったんだよ
・私達の時は××くらい頑張ってたんだよ
・代々受け継がれてるから△△やらなきゃ駄目だよ

などと言う人がいるかと思います。
まず
その考えを捨てましょう!!!!!

今、目の前にしている指導対象者は昔の人ではありません。
あなたの同期でもありません

考えていることも
価値観も
全く違う人だと思うことから始まります!!
指導対象者の年齢が低ければ低いほど尚更です。
指導する側とされる側のキャッチボールを成り立たせることから始まります。
そしてそのキャッチボールを合わせることができるのは指導者です。

・現代を分析する

伝統や昔の考えを捨てることができたら準備完了です!
次のステップは現代の分析です!

時代は常に変わり行きその時代ごとに考え・感覚は変わります。
今の時代の傾向を掴むことで指導の仕方がみえてきます!
○○世代なんて言葉を耳にしたことがあるかと思います。
最近呼ばれている世代の特徴を紹介いたします!

①ゆとり世代

聞いたことがあるかと思います。
悪いようにこと言葉を使う人もいますが良いところもあります!
現代を理解するには必要な知識です。

良い特徴

・ITリテラシーが高い
・興味を持ったら深く追求する
・新しい物を創造できる

悪い特徴

・ストレス耐性が低い
・プライベートを優先する

"一言で言うと個性的で自由度の高い人が多い世代"です

故に伝統を重んじる指導にはめっぽう弱いのです。

②さとり世代

ゆとり世代とほぼ同時期の年代を言うようですが、
「脱・ゆとり世代」と言われることもあることから

ゆとり世代→さとり世代

と考えた方がいいとSnowCrystalは考えています。

良い特徴

・ITリテラシーが非常に高い
・人当たりがいい

悪い特徴

・答えを求める癖が強い

さとり世代の人達はトラブルを避ける傾向が強くネットに頼る時代のため、
人との関わりが苦手です。
さらに人当たりがいい分、”自分の意見を表出できない世代”と言えます。

ボタンひとつで答えがでてくるネットに慣れていることから、
人と考えることや、
考える過程ででてくる感覚
に気付くことがないため、多様な対応力はありません。

周囲との関係はなるべく少く、自分で解決する世代です。

故にこの世代も、

・昔はというような指導や
・押し付けだったり
・強制力のあるような指導
にはめっぽう弱いのです。

またその様な指導に対しては指導者の前では素直に聞くが、実際は何も聞いていないという場合がほとんどです。

どちらも1987年~2004年生まれの人達を言うそうです。
厳密にはゆとり世代1987年~2004年
さとり世代1987年移行とするのが適切かと思います。

どちらの世代もネットの普及により情報がすぐ手に入るようになりました便利になった一方で人と話す機会が減りました。

そのことにより
「指導者の指導がうまく伝わっていないのではなく」
「自分なりの解釈に変換するのが得意」

になっているのが事実なのです!

・ティーチングではなくコーチングをしろ

ここまで理解できたら次は対策です!
現代の感覚に合わせた指導が必要になります!

ここで必要になるのがコーチングです!
コーチングは文字通り「コーチ」がすることですがコーチングは指導者であれば誰でもすることができる能力です。

学校の先生、親御さん、医療機関の方であっても必要な能力です。
詳しい違いは別にまとめます
【ティーチングとコーチングの違い】をを読んでください!

簡単に言うと

・ティーチング

指導者から発信される一方向制の助言

・コーチング

指導者と指導を受ける側とのキャッチボール

場面を例を挙げます。

〈指導者:Aさん 学生:Bさん〉
ティーチング例

A:ボールを遠くに投げるには、体重移動を使うと投げれるよ。
B:ありがとうございます。
A:こうやって、やるんだよ
B:ありがとうございます。

よくありそうな会話ですAさんが一方向の指導をしBさんは受け取ることしかしていません。

コーチング例

A:ボールを遠くに投げるには、どうしたらいいと思う?
B:力をつける?
A:そうだね、どうやって力をつけようか?
B:筋トレですかね?
A:そうだね!こういう筋トレやるのはどう?遠くへ飛ばせるよ
B:ありがとうございます。
A:実は他にも体重移動やフォームでもかわるよ!
B:体重移動?…

問いかけが入ることでBさんがアウトプットするタイミングができていて、話が続いて行きます。

これが現代に必要な会話のキャッチボールです
自分の考えをアウトプットすることで自分の中で変換し解決してしまっていたことが、指導者との間で新しい考えに繋がります。

指導者と指導を受ける側の会話がなければお互いの考えや価値観を共有することはできません。
一方通行になる指導や強制力のある指導は現代では伝わらなくなっているのです。

では【なぜ強制力のある学校や伝統的に強い学校があるの?】
と思う方はそれも記事でまとめるので、是非読んでください!

私達指導側も常に勉強です。学ぶためには常に答えを聞き出す必要があります。
一緒に考えていきましょう!!!

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