公認心理師籍に登録されて

診療報酬の改定と公認心理師

2022年診療報酬改定において、公認心理師が実施することで、病院が診療報酬を得られる項目が追加されたことをお知らせくださっております記事を拝見しました。

情報ありがとうございます!非常に端的に、わかりやすくまとまっております。

この内容を見て、私も、まだ、なりたて公認心理師なので、なるほど・・・と思いつつも、これ、看護職である私も携わっている(携わっていた)ことだなと思ったりしました。

“●新設で公認心理師が含まれたもの  
患者初期支援充実加算  
生殖補助医療管理料1  
総合周産期特定集中治療室管理料  
依存症入院医療管理加算
●既存の項目の算定職種に公認心理師が加わったもの  
がん患者指導管理料  
療養・就労両立支援指導料
●公認心理師が配置されている既存の項目の名称変更・対象追加  
依存症入院医療管理加算”

出典は以下の記事です。

●新設で公認心理師が含まれたもの  
患者初期支援充実加算  生殖補助医療管理料1  総合周産期特定集中治療室管理料  依存症入院医療管理加算
→ 上記に関しては、看護職も元々含まれていた・・・はず。

●既存の項目の算定職種に公認心理師が加わったもの  
がん患者指導管理料  療養・就労両立支援指導料
→ こちらも、看護職に関しては、元々含まれていました。

私は、看護職(助産師、看護師)でもあることから、対象への看護の一環として、実際に行っていました。

つまり、これらの業務に関しては、公認心理師を取得しておらずとも、看護の業務として実施していたものなのです。

上記の診療報酬に関して言えば、医療職が行っていたところに心理職が入ってきた、ということになりますね。
診療報酬が得られるということは、その職種の行う実践が認められたことになるので、非常に良いことであると受けとめております。


公認心理師を取得した理由

私は、社会貢献活動を3つ行っております。いずれも団体を立ち上げて活動しております。

その記事はこちらです。追加の解説も下に入れます。

社会貢献活動 その1 流産・死産経験者やそのご家族の支援

流産・死産経験者の支援に関しては、記事内にありますように「ポコズママの会」というセルフヘルプグループのアドバイザーを拝命しております。
しかし、この度、満を持して自分が代表を務める団体を立ち上げました。
まだ、立ち上げたばかりですが、私も含め、当事者でもあり医療職でもある仲間が中心になっております。
SNSなども作っていないので、追々紹介します。

社会貢献活動 その2 親のがんを知らされたこどもと保護者への支援

親のがんを知らされたこどもと保護者のための活動は「コアラカフェⓇ」というプログラムで月に一回活動しております。
お子さんと一緒に遊びながら、安心できる居場所をつくるのが目的ですが、
ご自身ががんであったり、パートナーががんである保護者の方向けの保護者会も開催しており、当事者支援の場にもなっております。
私は、団体の副会長を務めております。会長と共に立ち上げメンバーです。

HPは、こちらです。

http://www1.med.teikyo-u.ac.jp/koalacafe/


社会貢献活動 その3 育児と介護の同時進行ダブルケアラー支援


育児と介護の同時進行ダブルケアラーを支援する団体DC NETWORKは、メンバー数も25人おりまして、かなり積極的に活動しております。
メンバーは全て医療職であり、本業を持っています。ゆえに、本業をしつつのボランティア活動なのですが、皆、熱心に活動してくれております。
私は、9つあるチームを束ねる代表でもあるので、仕事以外のかなりの時間を、こちらの活動に費やしております。

公認心理師の登録証が届いて、団体の代表プロフィールにも「公認心理師」を加えました。

仕事の時間以外で、研究関係にもかなりの時間費やしておりますね。
私は尺度を用いた研究も行っております。尺度については、心理に関する研究を行ってる方はすぐにおわかりいただけると思います。
私には自分が開発した尺度もありまして・・・海外ジャーナルに投稿して1年近く経ちますが、査読が終わっておらず、待っている状況なのです。

話がちょっと飛びましたので、戻します。
私は、普段、大学で看護を教える仕事をしております。
病院実習にも行きますので、学生だけではなく、患者さんにも関わることがあります。
そのため、普段の仕事のなかでも、学生への支援や、患者さんへの支援にも携わっているのです。

仕事以外のボランティア活動でも、対象の方々と関わる機会がコンスタントにありまして、勿論、それらの活動には看護職であるだけでも充分専門性を発揮できるのですが、心理に関する資格もあると、より一層対象の方々も安心してくださるのでは、と考えたのが、公認心理師を目指したきっかけです。

昨日、登録証を受け取り、今後は益々対象の方への支援に生かしていきたいと思っています。

今は、新しく取り組みはじめた災害対策支援の方でも活用できるのではと期待しています。

公認心理師Gルート取得者は、どうやら世間では色々言われているようなのですけど、その資格を得るだけの条件を満たしており、これまでの自分の積み上げてきたものを基盤として心理職としても活躍すればいいのかなと受けとめております。

また、私は、研究職でもあるので、引き続き心理面にも着目した研究も行い、それを支援にも生かすつもりでおります。
自分の置かれている立場で、専門性をどのように発揮していくかが問われていますからね。自分のできることに粛々と取り組むだけです。

ともに頑張りましょう!

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