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社会未経験フリーランス1ヶ月目を振り返る

どうも、一休誰絵です。本当はやらないといけないことがたーくさんあるのに、そんなの放棄してこのnoteで1ヶ月を振り返ってみたく思います。

やっぱり不安なのよ

私ですが、3月に大学を卒業し、晴れて立派な組織人に、社会人に……というわけにもいかず。いきなりフリーライターとして走り出しました。

正直、媒体頼りといいますか。いつお仕事がお願いされなくなるのかが分からない状況なので、やはりフリーランスって、たいへんに難しいなぁと思っているところです。働かなくなったらその分だけ収入が減ってしまうという、至極当たり前なことを体感しています。今のところ体調を崩すことなく、無事にお仕事をいただけています。人一倍、体調管理には気をつけているつもりです。

同時に、大学時代に頑張ってきたことの貯金を今、使っています。過去の自分には感謝したい。時々不安になりながらも、なんとか力んで頑張っています。

ですが、時々、ふと我にかえると「こんなことをしていていいのだろうか、情けなくないか…?」とヒヤッとした負の感情が渦巻きます。みんなは社会のなかで頑張っているのに、という焦りも生まれたり。あれだけ悩んで「頑張る」と決断したのによぉ〜すぐ弱気になる一休誰絵です。右も左も分からないというのはこういうことか、と。未来が、本当に見えない。いくら歌舞伎町のカリスマホスト・ローランド氏が「未来なんて眩しすぎて見えない」という理由でサングラスをかけていたとしても、正直、私の未来も同様に眩しすぎて見えないという解釈は少々無理な気がしてきました。ああ夜中にこんなことをかいているからネガティブになるのだ。

こんなとき、松岡修造氏の言葉を思い出すのです。

過去のことを思っちゃダメだよ。
「何であんなことをしたんだろ」、怒りに変わってくる。
未来のことも思っちゃダメ。
「大丈夫かな、あはぁ〜ん」、不安になってくる。
ならば、一生懸命、一つの所に命を懸ける!
今ここを生きていけば、みんなイキイキするぞ!

とにかく、過去も未来も、どっちも不安に思ってはいけない。自分はどうせ、過去も未来も生きることなんてできない。変える力なんてないのだ、変えられると思って、不安の波に飲み込まれるなんて、そんな傲慢な考えは捨てないかん、今しか生きられない!!!

もう、「不安に思うくらいならやめろ」と言われたところで、私の思考の癖はなかなか治らないと思います。どう安泰な職種に就いたところで、不安の小さな穴を発見してしまうくらい、根っからの不安症なので、不安な自分も受け入れながら、「今しか生きられない」ということもプラスアルファで考えようと決意した4月です。

そして。次のYouTubeの動画も見て、こう勇気づけられます。

そうだ…周りの人たちのことを思わないとな、と。なんだかんだ見守ってくれる家族もいるし、応援してくれる友人もいるし、ペーペーな私の面倒を見てくれる(発注してくださる)上司もいるし、、と。この、今動けるうちに、頑張らないとな、と。マイナス10度の凍える中、しじみを採っている松岡修造氏を見て、奮い立たせています。

話がだんだん外れてきました。戻ります。

4月唯一の娯楽、映画を観てきました

4月は十分に遊べるだけのお金がなかったので(設備を揃えるのに消えました)、唯一の娯楽として、映画を2本観てきました。

ひとつは、一時期話題になった「オッペンハイマー」。物語の感想については言及しませんが、ノーラン作品だけあって、絵作りが「う〜〜」と、唸るほど良かった。とくに冒頭の、主人公が無数の粒子を想像するショット。壮大な音楽とともに、抱えきれない無数の物理学法則をなんとか自分の手中に収めようとしているようで。あとは、ちょこちょこ出てくるタバコの煙も、緊迫感に一役買っていた。ここにもすごくこだわっていたのだろうな〜。ああ、やってしまった、普通の映画館で観てしまいました。IMAXで観たら、もっと、絵作りに感動したのかもしれない。

そういえば、私が「良きだな」と思う映画やドラマの共通点は、絵作りがしっかり考えられていることかな、と振り返ったりしています。絵作りって、物語を没頭させるための補助的な役割ではあるのですが、手を抜くと、それが簡単に分かってしまう。絵作りに「?」と違和感を抱いた瞬間、鑑賞者と物語の間に距離ができる。絵作りひとつとっても小さなこだわりがある、ささやかなショットにも血が通う作品を観ると、とってもホクホク嬉しい気持ちになります。

そして、もう1本は、毎年日本を騒がせている「名探偵コナン」です。今年は平次と怪盗キットが出てきてくれました。コナンキャラの中で、個人的に推しているのは赤井さんなのですが、昨年は見事に、一発で潜水艦を仕留めてくれたので、今年は登場なし、でした。

私、コナンくんがピンチになったごとに「蘭……」と、突然恋人のことを思い出す光景に、ちょっとばかり恥ずかしさを覚えてしまうのですが、そういえばコナンくん(新一)も蘭も、高校生だった。たしかに高校生なら、自分の身にピンチが襲いかかると、咄嗟に恋人のことを想ってしまう純朴少年少女なのかもしれない。私がすっかり大人になっていたことに、今更気づきました。そういえば、私が推している赤井さんは何歳だろうか、とググってみたら、32〜33歳くらいらしい。絶妙。

ついでに、4月に読んだ本を振り返る

まずは「お金のむこうに人がいる」。難しそうで易し、けれどやっぱりちょいと難しい経済学入門書でした。お金持ちって、単にお金があるというわけではなくて、握る力や流れる速さのことを言っているのかもな、とか考えたり。

本屋大賞を受賞した、「成瀬は天下を取りにいく」。主人公・成瀬をめぐるオムニバス式小説。おどろくほど清々しい彼女の姿。

星の巡礼」。自身のサンティアゴ巡礼体験をもとにしたスピリアル要素含む小説。ときどき「おぅ」と刺さる言葉もあったり。

「君がいない夜のごはん」。美味しさ伝える食エッセイ、というわけではなかったけれど、ほど良きぐだぐだ感がよい。

「魚ビジネス」。魚にまつわるあれこれをビジネス教養として学べちゃう。まだ読み途中だけど、悔しい面白い…。私が編集者になれたら、こんな本を作りたかった……

「概説 人工知能」。大学数学をしてきてよかった、と思えるほど、「平易な解説」と言いながらわりと難しめな内容。これも読み途中。

ほかにもあったと思うのですが、ひとまずこれくらいで。



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