感情って厄介な要素だね、という話
少しだけ仕事が落ち着いていたというのもあるけれど、本日はお仕事にまったく身が入らない。たった1人のことだけを考えて、詮無いことを思い浮かべていた。
やがてやってくる区切りだとか。
後悔だとか。
違う未来の話だとか、そういうものを延々と。
中には小さくない嫉妬も、渦巻いていた。
今まで────ここまで陥ったことは、正直ない。
今日みたいに麻痺させてしまうようなモノ、とてもじゃないけど扱えない。
知らないからこそ理解できない。
その通りだと思っている。
知ってしまえば、そこに苛まれることも、ある。
それこそ、蜜の味をというものだ。
まるでチョコラータのようで。
甘く苦く、突き付けるんだ。
だから、今日は早く帰ろうと思ったのに────唐突な飲み会、と。
歳の頃が10も20も違えば、考え方も変わるし、捉え方も違う。それでも、笑っていなければならない。時には戯けるようになってでも。
それが出来るようになったのは、多少の処世術は身につけたからかもしれない。
裡側にある感情を無くしたいとは思わないけれど──……出来ればそれは、望む形で叶って欲しい。
でも、もう、タイムリミットで。
気付くのは、遅すぎたのかもしれない。
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