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今日のポテさん&涙

ポテさんを病院へ連れていきました。
小さめのケージの下に保冷剤とタオルを敷いて
上にタオルを被せて、大きな袋に入れて。
ケージの中にはポテさんの匂いが染みついているであろう
最近お気に入りの箱と床材。

今朝はお水を飲んでいなかったので、水分を取らせようと薄-く小さく切ったりんごをあげました。

車の振動と臭いが嫌なのか
落ち着かないポテさん…

どこ?ここどこ???


揺れるよ・・・

3度目の来院です。
車が無いと来られない恐ろしく辺鄙な場所です。

広くて清潔な病院ですが、獣医のスキルはどうなんでしょうということが多いです。
それは他の病院でも嫌というほど感じました。

ただ、ここは他の病院よりは、医療器材が揃っているそうです。
後で聞いたらレーザーメスは無いそうで驚きました。

前回、前々回は男の「子」の獣医さんでした。
若すぎて、経験値全く無さそうでした。
今回はこれまた若い女性でしたが、彼女、前にアシスタントでポテさん保定した子じゃ?

彼女は、かわいーーといってポテさんを乱暴にケージから出したので嫌な予感、、、
触り方も診察という感じでは無く、ただ愛でてる感じ。

「これは乳頭腫でしょうか?」と聞くと
私でさえこの2年間、触らないようにしていたのに、それもパァになったな、というくらいポテさんを触り倒しながら
「分からない。今日は見るだけ。(写真と動画送ったけど、担当医は見てなかったみたい。)
切ってみなきゃ悪性か良性か分からない。(それは分かってるけど)
でも高齢だし太ってるから心臓が持たないかもしれない。
どうする?手術やる?」と言われて、言葉にならなくて涙が溢れて来てしまいました。
助手のようなこれまた若いタイ人二人は涙ぐむわたしを見てそそくさと退室。

ありきたりの説明をするだけの彼女が、喋りながらもポテさんをあまりにも触るので、ポテさんは何度も脱糞して、挙句の果てに見たこともないくらい小刻みに震えが出ててんかんみたいになってしまい、
それでもまだ笑いながら撫でる彼女に怒りがわきました。

ポテさんがとても怖がって、嫌がってるのは一目瞭然なのに。

せめて、内服の相談とか細胞診するとかできないのかなとも思いました。

この人、ハムスターを飼ってたって言ってたけど、そのハムスターがどうなったのか心配になるほどです。

もう耐えられなくて
「ケージ内に戻して。ストレスになってしまう」と震える声で言いました。不満そうに戻す彼女。

ごめんね、ポテさん

触りすぎ。それに、この人消毒してなかったけれど、その湿疹だらけの手に病原菌があったら?と恐怖でした。

時計とかブレスレットもしてていいの?雑菌すごいよね??

どうしても、切除するか決められなくて、ふと
「(ポテさんの)爪伸びてませんか」と聞くと「ちょっと伸びてるけど、切るの怖い」と言うので
また少しイラッとしてしまって
「何故ここのお医者さんは皆、爪が切れない人ばかりなんですか?」って言ってしまいました。
そうしたら、切り始めましたよ・・・

爪切りは、トンローの日系獣医よりはマシで、それを見て少し落ち着きました。
まぁでもあとで見たら、ほとんど切れてなかったですけど・・・

深呼吸をして、「今までこういう症例は見たことありますか?」と聞くと
「ある。」と。
飼い主が手術をするか決められなくて、腫瘍が大きくなって死んでしまったり
大きくならずに寿命を迎えたり、というような事を言っていました。
タイ語ネイティブじゃないので、多分ですが。
そこでまた涙が。

SNSで見た「乳頭腫がポロっと取れた」というコメントのように
明日起きたら取れてるかもしれない。小さくなってるかもしれない。
手術の危険さと天秤で測ると、今は手術をしない方がいいのではないか。
そもそも手術する獣医が信頼できるのかどうかが分からない。
ここの獣医達の症例とか、今までハムスターとどのように向き合ってきたのかとか情報が無さすぎる。

少し考えると言って手術の予約はしませんでした。

麻酔や手術に耐えられなかったら
実は今ポテさんの体の中で悪性の腫瘍が増えているとしたら

考えても、考えても
麻酔してみないと分からない
切ってみなきゃ分からない

今は、良性の腫瘍でありますようにと
願うしかありません。
8月で2歳。
まだまだ一緒にいたいです。

どうしたらいいんだろう。

答えは出ません。

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