新年度

令和4年度が終わった。
明日から令和5年度。
年度の初めには、いつも仕事について思う。
仕事内容、職種は書かないけど、多分どんな仕事でも考える事は同じ。

今の仕事を始めてからは、かなり長い時間が経った。初めは全てが手探りだった。
自分が出来る事と、しなければいけない事、それに対して求められる事と、応えられる事。
年月と経験を重ねて、出来る事、求められる事、応えられる事はもちろん増えた。

私は、自分の仕事に誇りと自信を持っている。
簡単には説明出来ない位に勉強したし、工夫もした。色んな経験もたくさん重ねてきた。
人には真似出来ないと自負している。

私にしか出来ない事、私たちにしか出来ない事がある。
最強の相棒がいるから、その人と一緒だと、どんな壁が立ちはだかろうと、越えるか崩すか出来ると思っている。

でも時折、その誇りと自信は急に小さくなったりする。
長い年月をかけて構築してきたそれそのものが、ドタバタと音をたてて崩れるような感じ。
それでもそれを立て直すには、またそれ以上の努力や経験とそれから得られる誇りや自信が必要だったりする。

だから、いつでも、常に、
これで良いのか、他にもっとやるべき事、できる事はないのか、を探している。

今日たまたま近くにいた見知らぬ人が、誰かと話しているのが聞こえた。
1つ終わったら、また次にやらないといけないことが出てきて、なんかずっと何かに追われているのよ。
と。

みんな同じなんだな、と少し嬉しくもなった。
なったんだけど、皆と同じ事をしていては、私や私たちは永遠に選ばれない。
私たちは選ばれる職業だ。
たくさんいる競争相手より秀でた部分がなければ選ばれない。

令和4年度も闘い抜いた。
私たちの闘いは、年度が変わろうと、歳をとろうと終わりはない。
それでも同じように闘っている人がたくさんいる。
それだけでも、これからを頑張る糧になる。

うんざりする事も沢山ある。
どうしようもない事もある。
出来ないままの事もある。
何をやっても上手くいかない時だってある。

それでも、積み重ねた経験は必ず自分を救う。
いつかの困った自分を救うために、頑張る事は続けて行こう。
自分が今出来る事の少し上にある、少しの努力が必要な事。
それを『頑張る』と言うのだと思う。
同じ事を同じ位置で続ける事は、私にとっては『頑張り』ではない。
私の頑張りが誰かを救ったり、誰かの糧になる日が来るかもしれない。
そしてそれはまた自分を救う。

今日と明日は日付けが1日変わるだけ。
それでも新年度はどうしても小難しい事を考えてしまう。

でもとても新しく新鮮な気持ちで、令和5年度を始めよう。


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