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2024年九州ツーリング(6日目:島原鉄道〜諫早〜小長井〜嬉野〜佐世保へ)

第1話:2024年九州ツーリング(準備編:やっぱりフェリー?)
第2話:2024年九州ツーリング(準備編:積載と寒さ対策)
第3話:2024年九州ツーリング(1日目:フェリーを乗り継いで、いざ九州へ)
第4話:2024年九州ツーリング(2日目:フェリーから下船して九州上陸)
第5話:2024年九州ツーリング(3日目:門司港から旧豊後森機関庫、高森、延岡へ)
第6話:2024年九州ツーリング(4日目:宮崎・延岡から高千穂~天岩戸~人吉へ)
第7話:2024年九州ツーリング(5日目:人吉から肥薩線沿い、長崎へ)

 6日目のこの日は、長崎県雲仙市から、11162.1kmからのスタートです。前日までバリバリ(…というほどでもないけど)走ったので、長崎入りしてからの後半はちょっと余裕あり。島原鉄道 大正駅から諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)を通り、フルーツバス停の写真を撮り、佐世保まで行く予定です。

※この日の行程があまりにも短かったので、前日に「池島炭鉱坑内体験ツアー」(一般(高校生以上)2,720円)に申し込みました。九州最後の炭鉱「池島」をトロッコに乗車し炭鉱体験ができるというツアー。カブも一緒に上陸!と思っていたら、当日波が荒く午後のツアーは中止の連絡があり残念! 以前軍艦島にも行きましたが、その時も1回目は荒天で中止になり、2回目のトライで上陸できました(^^;

この日は200kmない感じの行程。池島が中止になったので、撮影しながらのんびり走ろうかな。後から思うと島原をもう少し走ればよかったな。
前晩、多比良(たいら)港へ向かうフェリーの中でなんとか予約できた「HOTEL AZ 長崎雲仙店」さんに感謝! 多比良港からホントにすぐなんですよ。
ここ多比良といえば、島原鉄道創業者・植木元太郎氏の生誕の地。旧多比良村出身の大地主、旧家19代目の由緒あるお家柄で、「鉄道狂」と呼ばれるほど情熱的に鉄道を誘致した、島原の二大巨人。前日熊本からのフェリーに間に合わなかったけれど、結局長洲〜多比良の航路で正解だったのかも。
ホテルから1km程走って、島原鉄道 大正駅へ。元号と同じ名につられて写真を撮りに!黄色い車体に島原城がありご当地感一杯です。
島原鉄道と言えば、近年は黄色い車体のイメージがあります。雲仙・普賢岳の198年ぶりの噴火災害で鉄路が分断され、平成9年四年ぶりに全線開通…復興・幸せを願うイエローカラー。
お城のヘッドマーク! と思ってググってみましたら「島原城築城400周年」とのこと。

 島原鉄道ですごいのは明治44年に新橋〜横浜間を走った「一号機関車」を鉄道院から払い下げてもらい、島原を走らせたこと。島原で20年走った一号機関車は昭和5年に引退、国の重要文化財として指定され、今は大宮・鉄道博物館で会うことができるよね~。
 あと、雲仙・普賢岳の噴火災害で、当時の松尾社長が「おどんたちの鉄道じゃんば!」と島原弁で島原は自分たちの鉄道だから、再生する、理屈じゃない、と霞ヶ関・旧鉄道局で熱弁をされたという、後から聞いてもすごい話です。
地元の鉄路には歴史あり。

 さて少しの鉄道時間を過ごした後は、ここもまた歴史的背景がある諫早湾を渡る。「諫早湾干拓問題」…ニュースや本等で調べ、ここで筆が止まってしまいました(^^; 気になる方はググってみてください。自然へも、そこで生活される方へも大事にしながら工事を進めて欲しいですね。同意を得ることって大事です。
 ちなみに私の好きな「駅弁」で言うと、「むつごろうちらし寿し」(常盤軒)という駅弁が昭和42年ごろ肥前山口駅(ひぜんやまぐちえき)で立ち売り販売されていたという記録があります。※肥前山口駅は2022年9月の西九州新幹線開業に伴い江北駅に。

 下は雲仙と諫早を結ぶ、諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)の展望所にて。

口コミで、歩道橋の上がおすすめとのことで階段を上ってみる。道路の左と右で海の色が異なるという口コミもあり、成り立ちを考えると手放しで「良い景色!」とも言えない。。。

雲仙多良シーラインの展望所から諫早方面へ(早送りで)、右手に堤防を見ながら走ります。シーラインを渡ると今度は「ときめきフルーツバス通り」へ! インスタなどでも注目の映えポイントです。「このフルーツバス停設置のきっかけは、1990年に開催された長崎旅博覧会で、長崎県の玄関口として訪れる人たちの心を和ませるために当時の小長井町が整備したもので、グリム童話「シンデレラ」に登場する「カボチャの馬車」(長崎旅ねっと)がヒントになっているようです。

西瓜
いちご。つまんでみたりして。
メロンも!
途中、ケーキののぼりにひかれて、「お菓子のいえCoCoLo」さんへ。
美味しそうなかわいいケーキやお菓子がたくさん♪ イートインはできないので、テイクアウトしやすい「小長井フルーツバス停クッキー」(230円)等を購入。かわいい!
「ときめきフルーツバス通り」でいっぱいときめいた後は、右手に海を見ながら進み、越境して佐賀県へ。
おっとーー! 通り過ぎてしまったけど、すぐに引き返して「諫早湾漁協小長井直売店」へ。小長井の牡蠣も有名ですからね。
やっぱりご当地食べたい! 混んではいましたが、外の席はすぐ座れるとのことでかき焼き小屋へ今年初の牡蠣焼き!
最小単位が1キロだったかな。とにかく一人で食べるには多すぎるでしょーーーと嬉しい悩み。
ちなみに、おとなりの直売店では「小長井牡蠣」大約1キロ 1300円(税込み)直売だけあって安い!
量が多いので、隣のお兄さん二人組に牡蠣を半分おすそわけしました。「牡蠣ってどう焼くんだろう??」と困っていたら、焼き方を教えてくれました(^^♪ ありがたい! ちょっと焼きすぎちゃった牡蠣もありましたが、美味しかった!
バイクに戻ると、地元のバイク乗りの方から「ピンクのカブがかわいい」とお褒めの言葉を頂く。長崎に入ったら、バイク乗りが少しずつ増えてきて嬉しい♪ それまでの山の中はホントにバイクに会わなかった(^^;;)
太良町を抜け、嬉野へ。肥前吉田焼の看板の近くに巨大な急須が出現!やっぱり撮るでしょー
…からの、寒さがこたえて「嬉野温泉」の看板に従い「シーボルトの湯」へ。かなり温まって再び西へ進みます。
15:30 そういえば、そろそろチェーンが伸びてきたっぽい…。一応誰もいない時用に工具は持ってきているけれど、しっかりみて頂きたいじゃないですか。まだこれから最西端にいったり島にも行く予定だし。ホンダドリーム佐世保さんで「千葉からなのですが、チェーンが…」というと、すぐにバイクを見て頂いて、整備して頂きました!飛び込みなのにありがたいです<(_ _)> これで安心して走れる。
17:00過ぎ、以前何回かレンタカーで通った道を今回はカブで走り「カレーハウス西風」さんに到着!(^^)! やっと自分のバイクで来れました! 佐世保集会でお会いした時に「バイクで来なよー」「ですね!次は自分のバイクで行きたいです」なんていうやりとりがあり、軽い(!?)約束でも、約束は約束だから、いつか行きたいなぁ~なんて思っていましたので、今回行けて本当に良かった! もちろん店主のぜふさんにもお会いしたかったですし、とにかく開店時間内に行けて良かった!
九十九島の景色がとても美しい。心が洗われるようです。
カレーハウス西風の店主、ぜふさんとカブで一枚♪  九州のバイク乗り、バイク好きなら知らない人はいないんじゃないかというくらい、バイクでも地元PRでも尽力されてます。
カレーハウス西風さん
長崎県佐世保市船越町386-4
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
営業時間 11:00~21:00(L.O.20:00)
佐世保市船越340←ナビにはこの住所を入力するとスムーズ
https://www.curry-nishikaze.com/
今回は常連さんおすすめの「焼カレー」をお願いしました。ルーはチキン、ビーフ、ポークから選べ、二種類のチーズとトマトをのせてオーブンで焼いたお料理♪ ミニサラダとコーヒーが付いて1050円という優しいお値段。佐世保に行ったら是非、西風さんのカレーを食べに行って欲しい。屋外の景色もあいまって格別です。
18時半、とっぷり日が暮れてお店をあとに。小回りのきくカブで来て良かった(^^;;  この日の宿は佐世保駅方面でしたが、西風さんはゲストハウスもされてますよー。バイクで来て、泊たい方は是非! さすがに今回はお正月あけたばかりだし、いきなりはアレなので^^;
佐世保駅方面に戻り、宿へ。軒下にバイクを置かせて頂きました。
…からの、西風ぜふさんと合流して乾杯タイム🍻 最後お客さんがいらっしゃって、後片付けもありますのに、お付き合いありがとうございます! 今回の九州ツーで初の外呑み! それにしても、九州はホントに土地柄がそれぞれ違うけれど、佐世保も佐世保独自の雰囲気があるよね〜。何回か伺っている場所ですし思い出もあるので親しみがあります。


(6日目終了)








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