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2024年九州ツーリング(4日目:宮崎・延岡から高千穂~天岩戸~人吉へ)

第1話:2024年九州ツーリング(準備編:やっぱりフェリー?)
第2話:2024年九州ツーリング(準備編:積載と寒さ対策)
第3話:2024年九州ツーリング(1日目:フェリーを乗り継いで、いざ九州へ)
第4話:2024年九州ツーリング(2日目:フェリーから下船して九州上陸)
第5話:2024年九州ツーリング(3日目:門司港から旧豊後森機関庫、高森、延岡へ)

この日は宮崎・延岡から、10686.5kmからのスタートです。先日、高千穂あまてらす鉄道(宮崎県西臼杵郡高千穂町)の「グランド・スーパーカート」がテレビで放送されたので、混んでいるかも…と急ぎめで神話街道218号〜県道237号を高千穂方面に走らせます。今日も長いですよw

HOTEL AZ 宮崎延岡から出発
4日目は高千穂をメインとして〜人吉の宿へ向かいます。
排気量的に高速には乗れないけれど、道中熊本と宮崎を結ぶ「九州中央自動車道」の案内が時折あり、無料区間を悠々と入っていく車にちょっと羨ましいと思いながら一枚。
(1)道の駅 青雲橋(せいうんばし)にピットイン。この道の駅は「行っとかなきゃ!オーラ」が出ており、小休憩。
道の駅からは、たった今走ってきた日之影町のシンボル、青雲橋が一望できます! 陽も神々しく、「あまてらす」っぽくなってきました。そうそう、日之影には「TR列車の宿」があるんですよ。次は泊まってみたい。
道の駅で。やっぱり宮崎といえばマンゴー!ということでマンゴードリンクをいただく。美味しかった! …なにせ、ご当地のお土産を買いたい気持ちはあるけれど、パニアケースが満タンで入らないのよね。結果、その場で頂けるものを購入することに。
(2)やったーー!!! やっと念願の高千穂に来れました。カブで一般道で来たぶん「はるばる感」が半端ないです。昨日、南阿蘇鉄道に伺いましたが、国鉄時代は高森から延岡まで九州横断構想があった鉄道路線でしたが、1975年に高森トンネルの工事中に出水事故が起き、結ばれなかったですね。(中略)2005年(平成17年)9月の台風第14号の被害で高千穂鉄道高千穂線全線がストップ。災害に遭い、困難を乗り越えながら、2008年3月から「高千穂あまてらす鉄道」として、高千穂駅~高千穂鉄橋までの往復5.1kmを観光車両で走っています。
高千穂駅の駅舎内には当時の被害が掲示されています
取り急ぎ、グランド・スーパーカートの乗車券(大人:1800円)を購入するため駅の窓口へ。高千穂鉄道記念資料館の入館券(大人:1000円)購入。
前の便が戻ってきました!ピンクの車両にお客さんがたくさん。
11:40 高千穂駅から出発。奥に見えるのが車庫&高千穂鉄道記念資料館です

運転士さんの丁寧な運転と沿線の案内に楽しみながら、「あまのいわと駅」を通過し、あっという間に5.1km先の折り返し地点、高千穂鉄橋に到着!  高千穂鉄橋105mからの眺めは、やはり実際にご自分の目で体感して頂きたい♪ トンネルの中のプラネタリウムも、鉄橋からのシャボン玉作戦も、できることのなかでなんとかお客様に楽しんで頂けないかと、気持ちの伝わるおもてなし。こういうのが「おもてなし」っていうんでしょうね。童心にかえって楽しませて頂きました!

陽がまたすごい、神ってます。ちなみに鉄橋の隙間から105m下を覗けたりして、スリルもあります。風が強い時は走行できないので、行く時は要チェックです。
鉄橋から折返し、「天岩戸駅」を通過して、「高千穂駅」へ戻ります。
(3)高千穂駅へ戻ると、次の出発を待つたくさんのお客さん。次は、車庫方面にある、「高千穂鉄道記念資料館」へ。昨年令和5年12月24日にオープンしたばかりの資料館です。
資料館には、国鉄時代のパネルから現在に至るまで。大きなジオラマや、映像も流れています。
車庫見学もできます! 車内にも入れますが、なんと車両の下からも見ることができます。車庫内には高千穂鉄道の会社名看板や、券売機などがきれいに保管されています。すごいな。
車内には、天岩戸神社や高千穂神楽の中刷りが。
動いてはいないけれど、雰囲気はバッチリ!

念願の高千穂にも来れたし、駅の売店でお土産を購入し(パニアケースに入らないのでリュックの中へ)、次は「天岩戸神社」へ。地元の神社にはお参りしましたが、高千穂に行くなら天岩戸神社へ参拝したいと思っておりました。強力なパワースポットじゃないですか、天岩戸。悲しい出来事が続き、切実な思いで祈りました。悲しみは癒えることは難しいけれど、少しでも暖かい陽が届きますようにと。

(4)御神体「天岩戸」には神職の方が時間になるとご案内して頂けます。写真はNGなのでありませんが、天照大御神様が隠れた天岩戸を初めて自分の目で拝見することができて、タイムスリップしたような気持ちに。八百万の神たちがやっと天岩戸から出てきた天照大神がもう二度と隠れてしまわないようにしめ縄をはったことから、しめ縄発祥の地としても知られています。
2024年、初御朱印を頂きました
(5)そういえば、ごはんも食べてなかった…と参道でしゃもじを持つ神様に誘われて14時過ぎにランチタイム。「高千穂牛丼」食べたいじゃないですか。
高千穂牛丼&おそばを頂きました。九州入りしてからは、道中のんびりお店で食事する時間もなかったので、温かい御飯がありがたく、遠くに天岩戸を拝見しながら。
(6)15時過ぎ、近くのスーパーによると募金箱があり、少しですが入れさせて頂きました。
(7)高千穂から人吉へ行く道中に、何かないかと思っていたら「九州のへそ」(熊本県上益城郡山都町滝上)がありました。ささっと撮って、早くしないと日が暮れちゃうー

国道445号、18時。日が暮れて少ししかたっていないのに、この寂しさ💦 対向車が少し、バイクは誰もいないw あと少しで今晩の宿泊地に到着しますよ。

人吉のお宿へチェックイン。バイクは軒下に入れてもらえました。
(8)さすがに宿のバスルームでは温まりそうになかったので、近くの温泉へ。「人吉温泉 堤温泉」はお隣が焼酎の「繊月酒造」さん。2020年熊本豪雨で被災した人吉市で1921年創業の歴史ある共同温泉浴場ですが、2022年12月に建て替えられてリニューアル。良いお湯を頂きました。
夜は天岩戸神社前のスーパーで購入した「くろうま」(神楽酒造)を頂きます。神楽酒造さんは鉄道とも関係があり、先にお話しした「九州横断」鉄路が叶わなかったけれど、当時のトンネルが焼酎の貯蔵庫として活用されています。「トンネルの駅」(宮崎県西臼杵郡高千穂町大字下野2221-2)、ここにも行きたかったのですが、時間がなく断念しました。さらさらと呑める良い焼酎!


4日目終了。

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