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映画『かがみの孤城』を観た感想【ネタバレなし】

こんにちは、芦沢シンです!

今回は、映画『かがみの孤城』を観た感想です。

原作(著:辻村深月)は、2018年に本屋大賞を受賞。しかも歴代最高得点での受賞でした。累計部数は170万部を超える大大ベストセラー作品です。

僕はちょうど1年前に『かがみの孤城』を読んだことがきっかけで、辻村深月さんのファンになりました。

6月には新潟で行われた舞台にも観に行き、今回の映画化も楽しみにしていました。
(辻村深月さん本人も観にいらっしゃっていて、密かに興奮したのを覚えています😆)

また、映画監督は原恵一さん。原さんと言えば『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の印象が強く、『かがみの孤城』を映画でどのように表現するのかも楽しみでした。

良かった点

原作の世界観がしっかり表されていた

登場人物やお城、現実の世界、鏡などの雰囲気が原作を読んだときのイメージと合っていたように感じます🪞
そのため、違和感なく映画に入れました。

圧巻の後半部分

『かがみの孤城』の見どころは何といっても後半部分。原作を読んだ方なら、強烈な印象の記憶があるかと思います。

原作同様、映画でもすごく引き込まれました。

「2時間でどのようにまとめるんだろう?」と気になっていましたが、物語の中で入っていて欲しい部分は余すことなく入っていたと思います。

シーンによっては、原作よりも強烈な印象を持ったところもありました。

原作を読んでいたので展開は知っていたのですが、それでも何度観ても感動します😢

少し物足りなかった点

前半が平坦な印象

原作でも感じていたことですが、前半部分は7人の(ぎこちない?)やり取りが中心で、物語に大きな変化はありません。

そのため平坦に進んでいく印象があり、退屈に感じる方もいるかもしれません(特に映画で初めて観る方)。

登場人物の話し方が落ち着きすぎている?

これは舞台を観たことも影響しています。

棒読みには感じないのですが、どこか落ち着きすぎていている印象がありました。
意図的な部分があったかもしれませんが、前半の平坦さが増していたように感じます。

ちなみに、マサムネ役の高山みなみさんがあるシーンで言った「真実はいつも一つ!」は思わず笑ってしまいましたね🤭

ほっこりする特典(中身は秘密)

入場者には特典付き🗝

  • 必ず鑑賞後に開封すること

  • 中身をSNSに投稿しないこと

とあったため、約束を守って鑑賞後に開封。

中身は…

思わずほっこりしました✨
もちろん秘密です🤫

終わりに


原作が小説の映画を観ていつも感じるのは、映画も小説もどちらもそれぞれの良さがあり楽しめるということ。

僕は登場人物の心理描写を小説で読むのが好きです。

今回の『かがみの孤城』も原作を読んだ方はぜひ観て欲しいと思いました。
一方映画は観たけど原作を読んでない方は、原作を読めばより楽しめると思います。

特に辻村深月さんの作品は、心理描写が細かく描かれている点が良いといつも感じています。 

振り返ると2022年に最初に読み終わったのがかがみの孤城、そして2022年の終わりが近づく中での今回の映画。

僕の2022年は、辻村深月に始まり辻村深月で終わりました🐺

来年も辻村深月さんの作品を読んでいきます📖

ここまでご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m

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