![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115966424/rectangle_large_type_2_c82be3734b1e83fce6f6f3c9615ba6cf.jpeg?width=800)
郡上おどり、最後の夜の提灯行列。
2ヶ月近くも続くお祭りの、最後の夜ってどうなるんだろう? そんな興味を持ったのは、去年初めて来た郡上おどりのときだった。
これが最後なので踊り狂うのか。終わってしまった寂しさに、誰もがうなだれているのだろうか。この一年間、水と踊りの街、郡上八幡にはいろいろと美しい風景を見せてもらったので、この街で最大のイベントの締めくくりを、一緒に過ごしてみたくなりました。
街のようすは、呆気ないくらいに静か。
結論から言いましょう。もっと町を挙げてソワソワしているのかと思っていたら、到着してみると、意外にいつも通りの郡上八幡なのでした。もう慣れているのだろうか。踊りはただの日常なのだろうか。これからこの夏最後の一夜が控えているというのに、この落ち着きぶり。交通規制も夕方からだという。改めてこの小さな町の”凄み”というか、貫禄のようなものを感じでしまう。
![](https://assets.st-note.com/img/1694484923277-mTDxSKBG9v.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694485531373-HgLiSo3emG.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694485728707-k3W6hSEGKB.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694485818356-ihTjnFCwW7.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694486013225-SDSCvu7Qoo.jpg?width=800)
昼間は暑さのせいで人影はまばら。久しぶりにお城に登ってみると、観光客はちらほら。そして、山に染み入るセミの声。
こうして見ると、奥美濃の山中に息づく、ホントに小さな街なんだな、と思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1694932920382-AUfk8Zi62g.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1695027019566-NUdcivGkQd.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694932638304-JYkiX7suZn.jpg?width=800)
夕方、街に出てみると、そこは徐々に祭りの様相。
昼間はあれほど暑かったのに、日が落ちると吉田川から涼しい風が。踊り会場の交通規制も始まっていた。2023年の夏と共に、今年の郡上おどりも、いよいよ終わるんですねぇ。
![](https://assets.st-note.com/img/1694933683087-7QeifP5Jbm.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694933901099-qD3uO3D4KM.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694934041071-zCH9MAtDKO.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694934140038-8ac2DwDtIu.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694974508342-HrjiaGidZU.jpg?width=800)
最後の夜は、提灯を手に入れる。
最終日に限り、踊りの終わる11時から一時間ほど、お囃子の人たちを乗せる台車(おどり屋形)が商店街を練り歩くのだという。そして踊り手たちは、提灯を手に見送る、という踊りの提灯行列が行われる。
思えばお囃子の人たちは、一度屋形に登ったら、数時間は演奏を続けっ放しになり、徹夜踊りの夜には6時間に及ぶこともあるという。そのねぎらいを込めたパレードでもあるとのこと。
なるほど。そして提灯は希望者のみが購入。その収入は保存会の活動を支えるとのことなので、僕も買いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694935185731-gl7m7pdGJj.jpg?width=800)
それにしても、踊りの輪に加わらなくても勝手に踊っている人が多いし、子どもたちは歌いながら(けっこう艶っぽい歌詞も多いんですけどね…)、アカペラで踊りの稽古をしているし、いったいどうなっているんだ? この街は。
そして静かにフィナーレを迎える。
夜の11時。踊りの最後に歌われる曲、『まつさか』が終わり、わずかなスピーチと休憩の後に、おどり屋形が動き始め、提灯行列が始まった。
![](https://assets.st-note.com/img/1694935845019-6KpNAemCIL.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694935944970-HN6tbUHgCT.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694936106602-Hv4sg9tBmz.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694937253245-moNCKOO14Q.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694936379485-cHxhWE1QTR.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694936516509-rr0u30aKHj.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694936632085-3oa9X4TyXE.jpg?width=800)
いいものを見せていただきました。初めて郡上おどりを見てから、一年が経ちました。これで思い残すことなく、暑かった今年の夏を終えることができそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1694937014785-Z4Ef8GX91w.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1694974687022-2RseiXH73g.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?