甲州、武田信玄と桜散歩2Days　1日目その３　葡萄寺の大善寺　21.04.03 09:30

武田家滅亡の天目山、景徳院から甲州街道まで戻ったところにあるのが葡萄寺で有名な大善寺。
国宝の薬師堂が見事なのだが、最近はドラマ逃げ恥のロケ地だったところとしてのほうが通りが良いのかも。

ガッキーの可愛さにキュンキュンするのもいいけれども、実はここ、武田勝頼が小山田信繁を頼って落ち延びる際最後に宿泊した寺。
そこそこの行列で到着した勝頼が朝起きたら家臣の大半は逃げてしまっていたという曰くの寺。まさに逃げるは恥だが・・・を地で行く事態。

幕末には甲府城守備を任された近藤勇が甲州街道を幕臣連れてを進んでくると、甲府城はとっくに官軍板垣退助の手に落ちていて、仕方がないので大善寺の山門付近に布陣して激突するもコテンパンでこちらも逃げるが恥だが・・・状態。最後は流山で捕まって首をはねられる始末それじゃ、逃げて恥な上に役にも立たない。

葡萄の薬師如来は武道にはからきし役立たずみたい。

天目山からだいぶ下ってきたからか、境内の桜は終わり気味。
盆地の山梨は県内の高低差があって一概にいつが桜の見頃と言い難いところがある。
おかげで、あそこは早いけれどもこちらは見頃だったということを毎年繰り返していて。ことしは低標高部はちょっと厳しそうだがおかげでどこかの桜は必ず見頃だからそれはそれで悪くはないのだが。

でも、見事な国宝の薬師堂と桜のコラボが見られなかったのは残念だったかな。