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新緑の山手散歩 港が見える丘で薔薇を見る 21.05.04_13:50


イタリア山から山手の散策を始めるとたどり着くのは港の見える丘だ。


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あなたと二人で来た丘は港が見える丘。
色あせた桜の季節ではないけれども・・・。
港の見える丘の歌は昭和22年のものだそう。もう何年前だか計算もできない。


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歌っていた平野愛子はじめ関係者すべてが鬼籍の人だろう。
戦後の流行歌と共に横浜は発展してきたのだが、最近はあまり耳にしなくなってきている。
寂しいけれども、流行歌はそうしてだんだん忘れされていくのだろう。
歌は世に連れ世は歌につれ・・・そんな時代もあったよなぁって。


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イギリス館、山手111番館が並ぶ港が見える丘を、今の時期は薔薇が彩る。
市の花でもある薔薇の圧倒的な主役感。
春と秋年に二度も楽しめるって、薔薇はかなり効率がいい花だ。


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イギリス館があるからこその薔薇なのだろうか?だから薔薇が特別なんだろうか?
例えば、山下公園のバラ園も素敵ではあるけれども、港が見える丘に比べてメジャー感がしないのは、イギリスっていうバックボーンが足りないからだろうなぁ。


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ただ、山下公園にしろ港が見える丘にしろ薔薇を撮るには風が厳しい。
海からの浜風が常に薔薇を揺らし続ける。
建物の影にでも植えてくれればいいものを・・・でも、日陰の薔薇って・・・あまり聞かない。


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見て楽しむには動きがあっていいのだろうが、撮るとなるとなかなか根気がいる。
それも薔薇撮りの醍醐味だと言えなくもないけれど。
うまく撮れた瞬間の嬉しさ、失敗の後悔。美しいバラとともに悲喜こもごも。
休日の午後の時間の使い方としては上等だな。


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薔薇に思う清楚感もやっぱり貴族のそれを思うからなのだろうか?
自分のような雑に生きてきた日本人には理解し難いが。


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貴族や薔薇と言えば・・・世代的にはキャンディーキャンディーかな?
ガキの頃、体と意識に染み付いた印象。


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それはそれで悪くないけど、キャンディーキャンディーも再放送がなくなってしまったのは残念でならない。
今の若い人には何の話だかすらわからないなんて・・・。


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どちらにしても日常生活を薔薇が彩るってことは無かったなぁ。
薔薇は他人の植えたものを、天気のいい休日の午後に風に吹かれながら眺めるのはせいぜい。
布施明が言うような、バラより美しいと本気で思うような女性と出会うこともなかったか・・・(笑)
市井の小市民の薔薇との関係性なんてそんなものさ・・・。
君はバラバラハートは赤いバラ程度が精一杯だ・・・っていう感じさ。




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