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横浜港シンボルタワーの復活と頑張れダイヤモンド・プリンセスの時 20.02.09 15:30

台風の高波でずっと閉鎖されていた横浜港のシンボルタワーが再開されたと言うので行ってみた。
駐車場の券売機は故障中で、今なら停め放題というのも再開記念サービスみたいでありがたい。
でも、横浜ですら高波の復旧にこんなにかかるのかと思うと、地方で被災した人たちの復旧って大丈夫だろうかと心配になったりする。

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そんな横浜港シンボルタワー。
正月の初日の出見物施設としては横浜ではナンバーワンじゃないかな?
大黒ふ頭の海釣り公園が本当は一番いいのだが、ここのところ初日の出営業を控えていて、残念ながら大黒ふ頭から初日の出を拝むことができなくなっているから。
市長もIRとかギャンブルとかどうでもいいから、初日の出施設の確保とか、被災の早い復旧とか、そういうところ、ちゃんとしてほしいわけなのですよ。

そして、そんな大黒ふ頭にはコロナウェルス船としてすっかり有名になってしまったダイヤモンド・プリンセス号が宿泊中。
今日でもう何日目だろう?初めてのこととはいえ、日本政府の段取りの悪さを露見している。事前にこうなった場合はどうするべきか、突然3000人からの人間がやってきて、感染症ですと言われたときのシミュレーションくらいしていてほしいよな。日本の港では、クルーズ船を多数受け入れるようになっているっていうのに、行政は旧態然としたまま。いつものことだけれども。安倍ちゃんじゃ無理だろうな。野党じゃもっと無理だろうけれども。

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で、大黒ふ頭に停泊しているダイヤモンド・プリンセスだが、この時点でこれからどうなるのかの収束の目処が立たず、日に日に感染者が増えては病院送りになっていっている。
船内隔離とかいっても、船内では別のお客との接触もだいぶゆるい監視だったそうだし、乗務員とだって普通に接触していたらしい。感染の危険地域と安全地域の分離もルーズで感染はどんどん拡大していっている。

で、それを報道するマスコミが大黒ふ頭に退去詰めかけて連日連夜報道しているのだが、国民の感情として心のどこかにざまぁ見ろみたいなものがあるような気がする。
客船でクルーズなんて正直お金持ちの余興なんだよね。大さん橋でだろうが、大黒ふ頭でだろうが、多分一生乗ることがないであろう豪華客船を見送るだけの市民と乗船する市民とのあいだのカーストは否定できない。

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小市民は動くマンションのような客船を普段から羨望の眼差しで見送るだけ。そうなると、そんな客船で殺人事件や氷山への衝突事件、今回のようなウィルス感染事件が起きれば、それはもう傍観者であり、野次馬でしかない。持たざるものの持てるものへの単純な感想はざまぁみろということになる。
これが、路線バスや新幹線で起きていたら多分別な感情になっていると思う。
嘘偽りのない正直な話。
普通に生きていたって他人の不幸は蜜の味なんだから。

そんなダイヤモンド・プリンセスが停泊する大黒ふ頭はシンボルタワーからは横浜港を挟んで対岸の関係。
停泊している姿がよく見える。
マスコミもあまり画面的に面白くない大黒ふ頭からの中継からいずれシンボルタワーからの中継に移動するだろう。
トイレもあるし飲み物も買える中継するにはおあつらえ向きだ。

でも、正直横浜にクルーズ船なんて言うものが頻繁に来港するようになったのは最近の話。旅客の桟橋だって大さん橋一本しかなかった。
港のメインは貨物船だ。そして、シンボルタワーがある本牧やダイヤモンド・プリンセスが停まる大黒は日本有数の貨物港。

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改めて昼間に本牧まで来て思うことは、貨物クレーンがキリンの群れのように並ぶ姿。
リアル野生の王国が目の前に展開されている。

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ホモサピエンスの 起源はアフリカだと言われているので、遺伝子のどこかに残るアフリカへの思いが懐かしく感じさせられるのだろうか?
夕日にキリン、彼方に富士山。もう、人類であり、日本人であるという琴線をかき鳴らされるそんな感じ。

シンボルタワーが復活して、港の機能が万全になりつつある中でのダイヤモンド・プリンセス。
このときはまだ、大黒ふ頭だけの話だったのだけれども、この船を下船した人や、それとは別に海外から帰国した人たちで日本国中が、世界中がパニックになるのはまだ後ほどの話。このときは文字通り対岸の火事って感じだったのに。
今の政治家になにか期待しても・・・結局、個人がちゃんとしないといけないという日本の現状。






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