スナップ番長に呼び出されての三渓園(笑) 三渓園の鶴翔閣の公開が始まったので見学 21.07.17_08:00
早朝観蓮会の最終週に合わせたのかそうでないのか?三渓園で楽しむ夏休みと題して、横浜市指定有形文化財の鶴翔閣の公開が本日より15日までの間で始まった。
鶴翔閣は三渓園のオーナーであった生糸王、原三渓の本宅だったもの。
この本宅に横山大観や和辻哲郎などが集い、一時の文化サロン的な役割を果たしていたと聞くと、そのロマンの片隅におすそ分けを賜りたく思えてくる。
今でも申請をすると貸し出してくれており、結婚式などに利用する人もいるらしい。
何しろ生糸王の本宅は贅の限りを尽くした豪華絢爛ぶりがたまりません。
原三渓自身も芸術家だったから、本宅は贅沢ではあっても決して華美ではない。
素材の良さと計算された採光の良さ。
本当の金持ちのお金ってこういうところに使うのか・・・と思い知らされる。
豪華なんだけれども、いやらしさみたいなものを感じないから不思議だ。
その御蔭で今も居間をこうして楽しめているわけで(笑)、ありがたいとすら思ってしまう。
なんだろうこの思いって・・・私服をこらしたかそうでないからなのかな?
戦前のお金持ちって人たちはどこか矍鑠としたものを感じますわ。
お金配りオジサンみたいな、下品なことはしないもんだよね。
見学をして、ちょっとリッチな気分になったけれども、所詮は他人様の持ち物。
建物を出たら、あっという間に現実に引き戻されます。現実は厳しさの連続ですわ。
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