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[そうだ鎌倉、行こう。]鎌倉紫陽花散歩 まずは極楽寺から 20.06.03 09:00


春色の江ノ電に乗って初夏の極楽寺に降り立つ。
江ノ電は驚くほど空いていた。
緊急事態宣言解除後まもない2020年、鎌倉の紫陽花銀座散歩はここからはじまる。


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極楽寺は真言律宗の寺院。開基は北条重時、鎌倉幕府二代執権北条義時の三男。
鎌倉七口の一つ極楽寺坂切通や地域の地名の由来だ。
その以前は地獄谷と言われていたらしいので、どんなところだよと思ったり、なるほどなぁと思わされたり。気持ちは複雑だ。


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ドラマで有名な江ノ電の極楽寺の駅を回り込むように極楽寺。
極楽寺は極楽寺坂切通の外側に位置する。
いわば、鎌倉攻めのときの最前線。今はそんな面影は微塵もないが。


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極楽寺門前の紫陽花は今年ももりもりに咲いている。
紫陽花銀座の幸先はいい。


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極楽寺と言えば境内撮影禁止で有名だった。よっぽど先人のカメラマンがむちゃしたのだろうが。
いや、去年あたりはお寺にもだいぶ揺れる想いが有ったのだろうか、撮影禁止と三脚使用禁止が境内の注意書きとして同居していてなんだか理屈が合わない感じだった。
今年はついに撮影禁止の注意が外れた。三脚は使用禁止。騒がず落ち着いて参拝してくっださいとのこと。
なんと、ありがたいことか。


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門前から静寂へといざなわれるような境内の撮影が解禁に。
カメラマンはこのことを自覚して無茶をせずにお寺側と向き合う姿勢が大切だと思う。
大概見かけるに、年寄のカメラマンこそ自分くらいはみたいなことをする人が多い気がする。
図々しく無茶苦茶して撮った写真はたかが知れていると思うのだが、本人にその自覚はないみたいで・・・。


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そんな連中の無茶のお陰で、若者の撮影の機会を取り上げるようなことが有っては申し訳ない。
いつまでも歴史ある寺院の境内で雰囲気のある写真を撮り続けたいし、そのチャンスを奪いたくない。
無茶をせず、譲り合い、節度を持った撮影をしないと・・・。


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極楽寺が歩み寄ってくれた、この幸せこそがコロナ禍に勝つ心意気。
まさに極楽。ありがたやありがたや。


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そんな極楽寺の境内はひっそりとして落ち着いた雰囲気。
門前こそもりもりに咲いていた紫陽花も、境内では落ち着いた大人の雰囲気。
鎌倉最大級と言われる敷地外の忍性墓の公開はGWの頃だっただろうか?コロナ禍のお陰で今年は残念なGWだったけれども、写真撮影が解禁になっているのなら、極楽寺に足を運ぶ機会も増えそうだなぁ。




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