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エリスマン邸 横浜山手西洋館ハロウィン装飾 かぼちゃの季節になりました エリスマン邸は飾り付け不参加でしたが

ここのところ、改修工事用の調査かなにかでダイニングに当たるところが入室できなくなっていたが、ついに改修工事に入るらしく、エリスマン邸は今回のハロウィンの飾り付けには基本的に不参加な模様。

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申し訳程度にかぼちゃが置かれていたりするのだが、個人的にはそれくらいの飾り付けが丁度いい気がする。
西洋館全体を見渡して、どうも今年は飾り付けの盛り上がりに欠けるのだが、であるのなら、地味だけれども意味のあるものにしてもらえると見ていてありがたい。

西洋館のHPによると、エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍したスイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅だったもの。大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、山手町127番地に建てら。
設計は、「近代建築の父」とチェコ人の建築家アントニン・レーモンド。
アメリカ風の爽やかな建物のバックボーンは明確です。

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どこの国のどういう建物なのでこう飾りましたみたいなバックボーンを大切にする感じ。
そうすると毎年同じようなものになってしまうのかもしれないけれども、それでもその中で個性を出せるくらいのものはあるだろう。
イギリスにしろオーストラリアにしろ、それに対する個人の思いはそれぞれだろうから。貿易商の家なのか、司祭の家なのか、外交官の家なのかそういうことで違いは出せるはず。

折角の舞台を活かしきれず、なんだかわけのわからないテーマを作って飾り付けられても・・・昭和のオヤジにはわからないのですよ。

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飾り付けには不参加なエリスマン邸の申し訳程度の飾りを見てこれが一番なんじゃないかと思ってしまうのは、そういった思いがあるからか。
だいたい、日本人はハロウィン自体何するものだか理解してないわけで、よくわからないものを押し付けられてもどうしていいのかわからない。

なので、他より飾り付けが貧相で申し訳ないという心が通じる飾り付けのほうが伝わるのです。

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エリスマン邸はしばらくすると改修に入るそう。
当分の間この姿を拝めなくなると思うとちょっと残念。
そういうこちらの気持ちも飾り付けをよく見せるスパイスだったのかもしれない。





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