見出し画像

【長野県大鹿村】大鹿村撮影記 福徳寺 22.03.25_10:50


 伊那出張中、休日出勤のための代休の休日。
 折角なので大鹿村に足を運ぶことにした。

 原田芳雄の遺作になったのが大鹿村騒動記。
 正直こちらの大鹿村に関する知識もそれだけ。

 昨夜とりあえず映画を一夜漬け。
 薄い予備知識の中、自分の五感が頼りの観光っていうのも悪くないかな(笑)

 伊那からは車。
 飯田方面へ国道を降り、途中天竜川を越えて山の中へ。
 大鹿村のうたい文句は日本一美しい村って言うことになっているのだが、今はリニアの工事中。道路をひっきりなしに残土を積んだダンプが行き来している。ダンプの数が人より多いのは確かだろう。こんなにたくさんのダンプを見たのは初めてかもしれない。舞い上げる粉塵のお陰で到底美しいとは言い難い状態だ。

 長野のリニアの停車駅は飯田になるらしい。
 そうしたら大鹿村もリニアにニアーということになる。
 村には大きな変化の時だ。長野のオリンピック以上の変化だろう。
 東京まで1時間を切るようになるそうだ。長野県内では東京に一番近い場所になる。


 そんな大鹿村観光。
 最深部といってもいいのかな?大河原地区の福徳寺から。
 大河原城というものが昔あったらしい。南北朝時代のものだったので、みんなが思う城と同じだったのかはわからないけど。
 中央構造線の真上あたりなので、攻めづらく守りやすかったんだろうとは思うけど。
 流石にここまで来るとリニア工事のダンプはいない。ルート外みたいだ。

 しかし、原田芳雄の遺作が大鹿村騒動記になるなんて・・・もっと壮大に送っれやれなかったのだろうか?



 阪本順治がいつか原田芳雄を主演にとした映画だし、原田芳雄自身の発案だし、出演者が豪華だし・・・文句はないが。

 個人的に原田芳雄といえばツィゴイネルワイゼンだったり、ヒポクラテスたちだったし、ストーなブギにしてくれだったし、キリンビールのCMも忘れられない・・・ガキの頃の憧れだったから・・・。
 大人の男ってあんな感じかなと思っても居た。


 福徳寺は平安時代の建築で長野県内では二番目に古い木造建築だそうだ。
 なので重要文化財。佇まいが見事です。

 本堂と呼ばれているけれど、この堂宇だけがこんな山の中の広大な斜面に建っている。
 その不思議に思いを巡らすのが、また、まらないのです。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?