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30代前半、心理専門職8年目です。バリキャリを目指すも2023年がん発覚。仕事と治療の…

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30代前半、心理専門職8年目です。バリキャリを目指すも2023年がん発覚。仕事と治療のバランスを上手にとるって難しい。そんな葛藤を綴ります。同時に『メンタルケアをもっと身近なものにする』という野望に向け、専門職としてできることを模索していきます。

最近の記事

CVポート増設手術を受けました|直腸がんstageⅣと生きる

こんにちは。 先週、5日間ほど入院していました。 目的はタイトルの通りCVポート増設手術と、FOLFIRI療法初回投与です。 今回の入院生活について、記憶が薄れる前にまとめます。 入院1日目:ただただのんびり不安と戦うお昼前に入院。大部屋の窓側でラッキーでした。 1年半前に入院したときはかなりメンタルが落ちてしまったので(確定診断直後だったのもあります)今回はできるときに最大限自分の好きなことをしようと思っていろいろ準備してきました。 自分を甘やかすぞ!と決めて持って

    • 最近気づいたメンタルのお話|直腸がんstageⅣと生きる

      こんにちは。 生きているだけでも気持ちの浮き沈みは起こるものなので、闘病中となるとそれがなお一層大きく強くなっても不自然ではないと思います。 “病気”ってめちゃくちゃ大きな脅威ですから。 私はもともと感情的になりやすいタイプです。 しかも、とてもわかりやすく顔に出る…。 そんな私の最近の気づきについて書いていきます。 これはメンタル不調では…?なエピソードその1:近しいはずの人を怖く感じる 私にとって1番の味方と言っても過言ではないような人に対して、なんとなく怖い、

      • これまでの治療とこれから|直腸がんstageⅣと生きる

        こんばんは。 3日坊主+メンタルがやや不安定な日が多くて投稿の間隔が空いてしまいました。 今回はこれまでに受けた治療と来週から始まる治療について簡単にまとめます。 メモ程度になってしまうかもしれませんが、主治医との話や副作用についてはなるべく解像度高めに書きたいなぁと思っています。 もともと化学療法以外に選択肢はなかった確定診断を受けた日、 『今の状態であれば化学療法でがん細胞を小さくしていく』 『がん細胞が小さくなったら手術する』 と当時の主治医から大まかな方針を共有い

        • 確定診断と初回治療

          時系列がややばらついていますが、今回は診断を受けた日のことや初回治療のことを書いていきます。 ちょっと長くなると思います。 確定診断を受けた日のこと年末年始休業を挟むからなる早で!と病院側が配慮してくださり、年末は怒涛の検査ラッシュ。 それを経て2023年1月4日、診察。この日は母にも同席してもらいました。 緊張はしていたものの、ほぼ確定というのは前から聞いていたのである程度の覚悟は決まっていました。 『原発は直腸です』 肺への転移が派手なわりに直腸の腫瘍は小さくて、

        CVポート増設手術を受けました|直腸がんstageⅣと生きる

          抗がん剤治療と妊孕性

          妊娠・出産に対する私の思い私は子どもが好きです。 友人・知人のお子さんとプライベートで関わることもありますし、仕事として直接/間接的に子どものためになることがあれば積極的に取り組みたいという思いもあります。 一方で、自分自身が妊娠・出産するというイメージがどうも湧かないまま30代になってしまいました。正直、痛いのが怖くて堪りません。 お母さんになった友人からは『痛いけどそれどころじゃない』とか『いつの間にか痛みを忘れて2人目産んでる』なんて聞きます。そういうお話を聞く度に

          抗がん剤治療と妊孕性

          家族へ報告した日のお話

          こんばんは。PONです🐼 今回は病気になってしまったと家族に報告した日のことを書きます。 家族へ連絡しないとな…そもそも、何をどう伝えたら…? 一通り検査を受け終わったのが12月28日。 まだ確定診断を受けたわけではないものの、直腸がん、しかも肺転移であることはほぼ確定という状況でした。 年始に実家へ帰省する予定でしたが、そこで話すか、事前に伝えておくか…。 普段家族とほとんど連絡を取っていなかった私にとって、急に病気について報告するというのはハードルが高い作業でした。

          家族へ報告した日のお話

          がんだと診断されるまでのお話

          診断に至るまで元気が取り柄!それなのに…? もともと体は丈夫な方で、週6勤務をこなせるくらいには体力に自信がありました。 2022年はメインの職場に加えてスクールカウンセラーとして働いていました。 健康診断、いつもであれば『痩せてから行く…』と年度末ギリギリになって漸く行くのですが(引き延ばしたくせに痩せられた経験なし笑)、2022年に限ってはスクールカウンセラー先に提出しなければいけない書類があったのでいつもより早い12月に健診を予約しました。 何の自覚症状もなく、

          がんだと診断されるまでのお話

          闘病中心理士、noteはじめました

          初めまして、こんにちは! 心理専門職のPONです。 2023年1月、直腸がんの診断を受けました。 私、所謂"aya世代”でまだまだこれから!と燃えていたタイミングだったので、まさか自分が…と信じられませんでした。正直、闘病生活が始まって1年以上経過した今でも受容しきれていません。 今後を考えたとき、沢山悩みました。沢山泣いて落ち込みました。 私の感じてきた、ないし今感じている不安や苦悩、悔しさ、葛藤はおそらく私に限ったものではないはずです。 人それぞれ重心を置くものは違い

          闘病中心理士、noteはじめました