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部下からの相談の対処法

ビジネスコンサルタントの中倉誠二です。
今、多くの企業が働き方改革に取り組んでいます。
法律の改正もあり、まず残業削減に取り組んでいる企業が多いのではないでしょうか。

問題はその進め方で、人事部門から「18時退社厳守」「定時間日の徹底」などと呼び掛けても、なかなか徹底できません。
現場からは「仕事が終わらない」「業務量が多すぎる」「人が足りない」という反発の声が上がってきます。

働き方改革をうまく進めている企業は、残業削減のためにまず現場の業務改善を進めています。会社のトップや管理部門から強制的にやらされるのではなく、職場の全員で改善の余地がないかを話し合っています。
働き方改革はボトムアップ型で進めるのが成功の秘訣です。

現状の仕事の進め方に無駄はないか、もっと効率的なやり方はないか、そんな視点から職場全体で業務改善を進め、「時間効率」を上げた働き方に変えています。

どの企業、どの職場でも多くの改善できる点がありますが、まずは1つずつ、小さなことからやっていきましょう。

例えば、打ち合わせ時間を短縮すること。
意外とバカにできないのが「ちょっといいですか」から始まる部下の相談。時間をあまり意識していない部下(=時間効率の悪い働き方の人)は話が長く、エンドレスでダラダラと相談してきます。

5分ぐらいかと思ったらなかなか終わらず、20分ぐらい取られたりします。そういう人から「ちょっといいですか」と話しかけられたら、何の件で何分必要かを最初に尋ねましょう。

そして「15分ぐらい」と言われたら「10分以内で」と約束して、時間を意識させて始めましょう。そうすることで時間短縮ができますし、いつもそういう対応をしていると、部下にも自然と時間を意識させることができます。

さらに、相談に来るときは、必ず自分の意見や考えを持ってくることを徹底させます。相談されたら、まず「それであなたの考えはどうなの?」と尋ねます。これも部下に習慣づけると結論が早く出て、相談時間の短縮につながります。

こういうちょっとした効率化から始めましょう。「塵も積もれば山となる」です。

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