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【ビジネス・経営】「ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務」(石野雄一著、光文社新書)【財務】

弁護士も経済人の一人
というわけでお金の勉強

簿記2級・FP2級取得後に、さらなるお金の勉強のために読んだ本のレビュー
★★★★★(星5)〜★(星1)で評価


★★★☆☆
知識としては、FP2級でやったなということが割とあったので、個人的には★3
その辺りの知識のない人には、入門書としておすすめ
ただ、2007年発刊と少し古いので、同一著者のもっと新しい本を読んだ方が良いかと


「企業価値」とは何か?

「ファイナンス」と言われても、会社の資金調達の話かなとは思うが、それ以上はなんとなく漠然としている
本書に書いてあることは要は、「企業価値」の算定方法
経営者であれば、「企業価値」を上げなければならない
投資家であれば、「企業価値」を見積もった上で投資をする
それでは、そもそも「企業価値」とは何か、どう見積もるのか、それを高めるにはどうするのか、である

具体的には、NPV法などの経済理論を用いて数式で表される
加重平均、将来価値(FV)の算定数式などFP2級でやったなという知識
なるほど、こう使うのね


その他

企業価値の算定数式以外にも、無借金経営の是非、負債の節税効果、格付け会社による格付けの意味など、知っておくべき経済常識も解説されていてためになる

本書の内容とは直接関係ないが、筆者は日産勤めだったとのことで、たまにカルロス・ゴーンの名前が登場
やっぱり、その名を聞くと何かモヤモヤする

以上

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