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海と空。仙台とイギリス。

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海と空。仙台とイギリス。

最近の記事

いきぐるしい。

生き苦しいな、と思うことが増えた。 誰のせいでもないのだけど。 ギスギスした街の雰囲気がナイフのように突き刺さって、外を歩くのが怖い。 元々、街中の音が苦手でノイズキャンセリングのイヤホンで音楽を聴いて、雑踏の音を排除しないと外を歩けない。 今は、音だけでなくて、人の発するオーラというか、雰囲気。これがトゲのように思えて、なにかに怯えるように外を歩いている。 大袈裟かな? たったひとつのウイルスが、世界中をこんなにも変えてしまった。 終わりの見えない毎日が、人から余裕を奪

    • 後悔

      どれだけ責めても 足りないくらい 遺された人は自分を責めるんだ 誰のせいでもないよ 死んでしまうことしか選べない時もある 誰のせいでもないの だけどさ 遺されると ひとつずつのことをふりかえって あの時の自分の言葉が、とか あの時の自分の行動が、とか どうにかしてその人を救えたんじゃないかって 考えずにいられなくなる そばにいたら 気づけたかも なんて いろんなことを思っては、自分を責めるんだ 本当に 誰のせいでもないのに 楽しい思い出がかけめぐってさ どうしよ

      • why?

        なんで 死んでいくの? 誰も 何も 悪くないのに 死ななくていいのに きっと 助けられたのに 悲しかったよね 痛かったよね 怖かったよね 辛かったよね 泣いていたよね 何で 死んでしまったの? 何で 死んでしまったの? 今 あなたはしあわせ?

        • 空のお星さま

          さよなら バイバイ 言えないまま きみは 空のお星さま またたいて キラキラと 空の上へ ありがとう ごめんね いくつ 言い残しただろう またね って さいごに手を振った あの交差点に 戻りたい そうしたら 今度は きっと伝えるから 何があっても ぼくがそばにいること 何があっても ぼくがまもり抜くこと きみは 空のお星さま さよなら バイバイ どちらも言えずに きみは 空のお星さま

        いきぐるしい。

          「小石」をぶつける。

          つい先日、女子プレスラーの方が亡くなった。 私は原因となった番組を見ていないので、放送されたのがどんなものだったのか分からない。 でも、それがきっかけでその方に対する誹謗中傷が始まったというのを知り、とても衝撃を受けた。 顔が見えない匿名の陰に隠れて、自分の気に入らないものに小石をぶつける。 ぶつけた本人にとってはきっと「小石」でしかない。 でも、「小石」をぶつけられた側は? 「小石」が100個、1000個、10,000個とぶつけられたら? それはもう、単なる「小石」ではな

          「小石」をぶつける。

          いのちを救ってくれたもの。

          中学校に行けなくて、毎日死にたいと思ってた。 14歳で人生を捨てようとしていた。 何回も遺書を書き殴って、どうやればいちばん楽に死ねるか考えていた。 でも、私には、心の支えになるものが見つけられた。 図書館。 図書館で何冊も本を借りて、自分が知らない世界をたくさん知った。 生きてみるのも悪くないと思えた。 10代で死にたいと思ったから、10代で死を選んでしまう子たちがかつての自分と重なる。 学校と家だけが、世界の全てだと思っていた。 そこだけじゃないと知れたら、何人かの

          いのちを救ってくれたもの。

          いのちの差

          かなしいこと やりきれないこと 抱えるには 重過ぎるもの 悲しんでいるひとと 自分の日常との差に 違和感がぬぐえない わたしは笑って あのひとたちは やり場のない怒りと悲しみで 昨日までのしあわせから 遠く離れた場所にいる その差はどこにもない 明日、泣くのは わたしかもしれない 今日はたまたま 何事もなく過ぎただけ 何もないしあわせを 生きられただけ 明日の保証はない ふかいかなしみの中にいるひとに かけることばはどれも足りない 寄り添いたくても 寄り添い切れな

          いのちの差

          ささやかで やさしくて だけど かなしい ねがい

          ささやかで やさしくて だけど かなしい ねがい

          海と空と。

          海と空を見る度 いつもおもうひと これまでも これからも

          海と空と。

          話すこと。

          今日という日を、とくべつな気持ちで過ごすひとは、きっとたくさんいる。 東北地方だけじゃなく、全国に。 たくさん たくさん わたしもそのひとりで ことしもめぐってきたこのいちにちを あの日の記憶といっしょにおもってる わたしは この間まで、あの日のことを話しちゃいけないんだとおもってた。 だって あの場所はおもうだけでくるしくなるほどすきな場所だけど わたしのおもいと わたしのまわりのおもい方がちがっていて おなじきもちで はなせるひとがいなかった ひとりでおもって ひとり

          話すこと。

          あの日。

          めぐってきたこの日を たいせつにいきる . わたしのいとしいひと わたしのいとしい場所 わたしのあいたいひと わたしのあえないひと . みんなをおもいだして かぞえながら いちにちをいきる . あの日 あの街で なにげなくすれちがったひとは いまもわらっているのかな ずっと消えないぎもん ずっと出ないこたえ . いきていてほしい どこかで わらっていてほしい もし おおきなかなしみにであったとしても また わらっていてほしい . . . . 8年前の今日 わたしは仕事をしてい

          あの日。

          コーヒーとは。

          つい最近まで、ブラックコーヒーの飲めなかった私。 ある人のおかげで、飲めるようになりました(笑)。 それと同時に、豆によって大きく味が変わることを知りました。今は自分の好きな味の豆を求めて、いろいろ試しているところです。 コーヒーを飲み始めてからずっとミルクと砂糖の手放せなかった自分が、ブラックを飲む日が来るとは。自分がいちばん信じられません。 コーヒーとは、私にとって「これまでの自分と違う自分を見つけられた飲み物」でしょうか。 まだ当分、自分の好きな味探しは続きそうです。

          コーヒーとは。

          気づいたこと。

          この間、映画を見に行ってきました。 「雪の華」なんですけど、希望の持てる最後だったので、前向きな気持ちで見終えることができました。 そんな中でふと思ったのが、私はこれから先、誰かのためにここまで一生懸命になれるのか、ということでした。 出た答えは「No」。 今は別の人と結婚した、私にとっていちばんたいせつな人がいたのですが、その人に注いだ思いが、私の中に残っていた「誰かをたいせつに思う気持ち」全部だったようです。 これから先、誰と出会っても、きっと彼を思ったように思いを注げ

          気づいたこと。