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気づいたこと。

この間、映画を見に行ってきました。
「雪の華」なんですけど、希望の持てる最後だったので、前向きな気持ちで見終えることができました。

そんな中でふと思ったのが、私はこれから先、誰かのためにここまで一生懸命になれるのか、ということでした。
出た答えは「No」。
今は別の人と結婚した、私にとっていちばんたいせつな人がいたのですが、その人に注いだ思いが、私の中に残っていた「誰かをたいせつに思う気持ち」全部だったようです。
これから先、誰と出会っても、きっと彼を思ったように思いを注げることはないんだと感じました。
あれが私の全部だったんだって、改めて知りました。

そんな彼とは、恋人と違った形で今もつながっています。
いちばん近い日本語は、きっと「ソウルメイト」なんじゃないでしょうか。
お互いがお互いの最大の味方であり、支えである。
そんな関係です。
そういう風にしかなれない人に、自分の持てる限りの想いを注ぎました。
これから先、誰にもできないほどの。

クライマックスのシーンで、彼が彼女の元へ必死に走っていく時、思い知りました。
もう、こんなに誰かのために必死になることはないんだな、と。
あの人にすべて与えたんだな、と。

後悔はしていないつもりです。
私の中の恋愛感情はすべてなくなってしまったけれど、あの人を思っていた時間は、本当に幸せでした。
たとえ「ソウルメイト」なのだとしても、お互いを理解し、恋人とは違った形でつながっていられることは、素敵なことなのだと思います。
思いたいです。
あんなに誰かを思ったことなんてなかったので、それがムダだったとは言いたくないです。
今はまだ、あの人と上手く向き合えるところまで戻っていませんが、きちんと自分の気持ちを整理したら、新しい形の関係を築きたいです。

誰かのためになりふり構わずがんばれる。
それが、私にとっての恋でした。
もう決して経験することのない、あたたかな時間でした。
これから先、誰かに思いを寄せることがあっても、あの人に注いだほどの気持ちを向けることはないでしょう。
そのくらい、たいせつな存在でした。

恋愛映画を見に行って、自分の気持ちを再確認するのも変な感じでしたが…。
「雪の華」オススメです。
あの終わり方には、確かに希望が存在していました。
幸せな未来が、あの2人を包んでくれるといいな、と。
そう思います。

#映画 #雪の華 #恋愛感情 #日記