いのちを救ってくれたもの。
中学校に行けなくて、毎日死にたいと思ってた。
14歳で人生を捨てようとしていた。
何回も遺書を書き殴って、どうやればいちばん楽に死ねるか考えていた。
でも、私には、心の支えになるものが見つけられた。
図書館。
図書館で何冊も本を借りて、自分が知らない世界をたくさん知った。
生きてみるのも悪くないと思えた。
10代で死にたいと思ったから、10代で死を選んでしまう子たちがかつての自分と重なる。
学校と家だけが、世界の全てだと思っていた。
そこだけじゃないと知れたら、何人かの子は踏みとどまってくれたのかな?
私は生きることを選んだけど、死にたいと考えたから、そのあとの人生は「オマケ」だと思ってる。
つまり、今生きているのも「オマケ」。
オマケの人生でも、それなりに楽しいことは見つかった。
あと何年、このオマケは続くだろう。
今も、ふと頭をよぎる「死にたい」と思う気持ちをなくせないまま、今日も私は「オマケ」の時間を過ごしています。
図書館で出会ったたくさんの本たちに、心からの感謝を。
その中でも、いろいろな知識を授けてくれた「銀河英雄伝説」は、私にとって特別な小説です。
今はなかなか手に取る機会がないと思うのだけれど、もし見つけたら、1度でいいので、目を通して欲しいです。