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学校プール授業廃止問題

【学校プール授業廃止問題について】
2017年設立、一般社団法人消防潜水連盟は、消防潜水の労務管理だけに留まらず、その設立当初より、総合型地域スポーツクラブ事業として「防災✖️スポーツボランティア事業」として、地域ウォータースポーツの安全管理を含めたプログラムとして、国交相河川レンジャー傘下でライフジャケット出前授業を担当してまいりました。
今回のこの問題については、財政的な問題として取り上げているが、そうなのか?
水の事故の昭和よりの事例より、日本は水泳大国といわれる通りの、教育が充実していることから、事故があってもその被害については、海外よりは少ないと自負してきました。
歴史的に河川での水泳場は、川沿いに走る電鉄が発展したことにより、各駅での乗車や降車を期待しての商業プールが出来だし、しかしそのランニングコストの大きさから採算が合わず、次々と閉鎖し、それでも教育の現場では必要と協議目的のスイミングクラブや学校には、消防用水を一つの理由にして設置されていった。この間、ダイビングショップでも訓練用プールができたが、これも銀行や金融機関からも廃止する要望があり運営できていないところが多い。
財政的な問題を推すのであれば、もう何十年も昔からわかってきています。
消防用水、防災用水で見ると、防災意識が高まっている中、災害時に使うことのできる用水は増やしている。「意識」です。
教育として必要性があるならば、これも「意識」でどうにでもなるものと思っています。
私の住む地域でも新しく体育館が建築予定であるが、プールは作らないと決め込んでいるようである。
毎年、水難事故で亡くなる子ども達は減りません。これは教育してきてこうなっています。これからクゥオリティを上げて行かなくてはいけない時期に教育ができないのは、数十年後、自然豊かな川や四方を海に囲まれた日本で、どれだけの犠牲が払われるか考えると不安しか残りません。
この夏もライフジャケット出前授業のお手伝い予定が入っています。
水の活動での判断力や安全危機意識は、その頻度に依存します。どれだけ経験をしているか、子ども時代に。
コロナ禍が解除されて間もない今、社会に対して、学校に対して批判はできない。
プールを廃止すると次は相当な努力がないと作ることはできないこともわかっています。
学校や教職員、教育委員会の皆様には教える必要性があることの「意識」だけは捨てないように願っています。
我々は、粛々と「防災✖️スポーツボランティア事業」を進めるのみです。

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