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風がない日はここにいればいいし、飛べなくても歩いて行けばいいし

2023.5.29
重い身体を起こすために家を出た。イヤホンをつけて、家から数分の喫茶店まで歩く。

「風の強い日を選んで走ってきた」
「飛べなくても不安じゃない 地面は続いているんだ」

週明けの日々にピロウズの「Funny Bunny」が響く。どこにもやりようのない気持ちが歌詞の一行一行にすくいとられていくようで、1曲を延々とリピートしていた。風がない日はここにいればいいし、飛べなくても歩いて行けばいいし。

喫茶店について、昨日もらった言葉を思い出す。しょうがないことに、無駄に焦ったり不安がったりしてしまうけれど、もらった言葉を毎日自分だけの手帳に書き記しては、なんども元気づけられている。

そんなことを考えていたら、仲が良い先輩が紹介してくれた人から連絡が届く。連絡はなんだってうれしい。だってその瞬間、顔が浮かんだってことだから。ときには風を起こす勢いも必要かもしれないけれど、風が吹いたときに全力で走り出せるようにしておきたい。そんなふうに、風を読んで、どこまででも飛んだり、歩いたりしていきたい。

The pillows「Funny Bunny」

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