ロックフェラーのクリスマスツリーよりいいところ

毎年、10月か11月、東京の街がクリスマスシーズンで煌く少し前。ローテンブルグへ行くおばさんがいた。

ローテンブルグ 、正式名称はローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)。ドイツのヴュルツブルクとフュッセンを結ぶ約400kmの観光ロード「ロマンティック街道」の中間にある小さな街。

中世ヨーロッパの佇まいを色濃く残す美しい街なので、「絵本のような街」「中世の宝石」と評され、世界中の多くの人々を魅了する街。

日本からはドイツのハブ空港であるフランクフルトかミュンヘンへまず行き、そこから電車かツアーバスで行く方法がいちばんシンプル。フランクフルトからの方が若干近く、2時間30分程。

注意することは、「Rothenburg ob der Tauber」の正式名称をしっかり覚えておくこと。

さて、何故そのおばさんが毎年ローテンブルグに行っているのかというと、「クリスマスオーナメント 」を買うため。何でも、ローテンブルグの店には、年中クリスマスオーナメントが売っているお店があるのだとか。種類も豊富だし、かわいいしで、恒例行事になったそう。

観光客でごった返すクリスマスマーケットシーズン前に、行くのが彼女の流儀。

航空券の手配をする傍ら、カウンターの前で座って待っているおばさんとのクリスマス話に花が咲き、私は、ニューヨークのロックフェラーのクリスマスツリーを、一度は見たいと思っているとおばさんに話ました。

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「ローテンブルグのツリーの方がいいわよ」

ローテンブルグの街に恋しているおばさんには、ニューヨークのロックフェラーは全然響かない。

「まぁ、でも、一回見るくらいにはいいんじゃないかしら、でも、あなた絶対にローテンブルグへ行った方がいいから。」

この日は、ローテンブルグに無性に行きたくなった日でした。

Smiycle

Smiycleとは、smileとcycle​をかけ合わせた造語。笑顔は幸せの連鎖を作る。笑顔のサイクルを作りたいという思いから、浮かんだ言葉です。笑顔をプロデュースする活動や記事を続けていきます。サポート頂けたら、幸いです。https://twitter.com/smiycle