止まない雨はない。明けない夜はない。そして終わりのない冬もない。
私は冬に生まれて。だからというわけではないが、冬が好きだ。夏よりも断然、冬が好きと豪語して生きてきた。
私は、長崎県のキラキラと波が漂う海に囲まれた、長閑な島原半島で生まれ育ち、冬を知らなかったのかも知れない。
2021年の11月に軽井沢が好きで、軽井沢の隣町、御代田町へ移り住んだ。浅間山が神々しいほどに美しい場所にいる。寒さは厳しく、氷点下15度になることもある。私がこれまでに経験したことのない突き刺さる寒さが身に堪える。
しかし、冬の澄んだ空気と凍てつく張り詰めた緊張感が私は好きだと思う。幻想的な朝靄に包まれる日も多々ある。贅沢な一日の始まりだ。
寒く厳しい冬を知ることになってから、自然と春を待つ自分がいるのに気がついた。太陽の昇る時間が早くなったことに僅かに嬉しさを覚える。
春や夏を恋しく思えるのは、やっぱり冬の厳しさを知ったからだと思う。
春はもうすぐそこだ。
また巡り来る。
春を、まもなく迎えよう!!
Smiycle
Smiycleとは、smileとcycleをかけ合わせた造語。笑顔は幸せの連鎖を作る。笑顔のサイクルを作りたいという思いから、浮かんだ言葉です。笑顔をプロデュースする活動や記事を続けていきます。サポート頂けたら、幸いです。https://twitter.com/smiycle