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朝はゆっくり過ごして良い

朝がとにかく弱い私に、
心強い情報が舞い込みました。
10人中8人は、朝一番から起動できないそうです。
そして、心のエンジン起動は
蒸気機関車並に時間がかかるので、
たっぷり時間を使うのが正解だそうです。


精神科医の名越康文先生が、
朝起きてからの過ごし方について
分かりやすくお話しをされていました。


心のバッテリーが上がらないように
心のエンジンが掛かる感覚を掴んでおく。
そして、ある種の「フロー状態」に入ってから
活動するのが大切だそうです。

私は朝一番の調子を整えるのに
とても時間が掛かっているので、
自分だけではないんだという安心感と、
朝の過ごし方に対して自信が持ててきました。


なので今回は、
朝が弱い種族の一員として、
私の朝の過ごし方について
綴っていきたいと思います。



私の寝起きは、超スローです。
春夏秋冬、ずっと遅いです。
その遅さは、主人から「Windows95の起動」と
称されています笑


まず、
朝一番に「あ、起きた」と意識したら、
目を開いて、出窓から差し込む太陽光を
身体に染み込ませます。

人は太陽の光刺激を網膜から取り入れることで
腸内でのセロトニン合成がはじまるそうで、
このスタートの儀式は大切にしています。

ただ目を開いてるだけなんですけどね笑


しばらくは眩しく、頭がぐぉーっと引き締まり、
10分ほど経つと、ようやく起き上がれます。
起き上がったといっても、
ベッドの上に座っている状態です。


そこからがまた長くて、
今度はベッドの上で負の感情が過ぎ去るのを
じっと待ちます。
この感情は、名越康文先生が命名した
「存在論的うつ」という事象です。

(存在論的うつの記事はこちら)


どうしても手放せない恨みや、
忘れられない言葉といった
心に影を落とすブルーな邪念を
見送ります。

ここで瞑想をする方も多いそうです。
私は首こりが激しいので、
ひたすら首を伸ばしたり揉んだりして、
瞑想がわりにしています。

30分ほどすると、結構抜けてくるので、
自然とベッドから降りられます。

そして、コーヒーを煎れた後、
リビングでまたもや時間を取ります。

引き続き首回りをほぐしながら、
あえて心の中で駄々をこねて、
グダグダするんです。

「あれしたくない」「これ面倒くさい」と
思い浮かぶがままに頭の中に羅列しては、
「そうだよね」「嫌なんだよね」と
自分自身で肯定してあげます。

そうして自分のわがままを
我慢強く聞いてあげていると、
自然と心身ともに軌道に乗りはじめ、
スムーズに家事や仕事に取り掛かれます。

これが私の「フロー状態」です。


かれこれ1時間くらい掛けてるんです。



以前は、「朝の生産性!」と思うあまり、
この1時間で「何か」をしようとして、
結局1日丸ごとダメにしている時が
かなりありました。


そのせいで、心のバッテリーも
何度も上がりかけました。

無理してたんだなぁと反省しています。

なので最近は割り切って、
朝に「何もしない」時間を
たっぷり設けています。

外側の情報に振り回されずに、
心身の調子の波に乗りながら、
落ち着いた日々を過ごしていくことを
心掛けています。

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