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復職したきっかけ その② 病態理解について


こんにちは!セミフリーランスの理学療法士のちひろです^^

【この記事は3分で読めます】


私が理学療法士に復職したきっかけについてその② 病態理解ついて

前回:復職したきっかけその①については こちら

今記事:私が理学療法士に復職した(できた)きっかけについてその②

予告:復職したい方向け、「再度休職しないためのノウハウと実践」を資料にします!


#うつ病と躁うつ病について

うつ病と同じで「気分障害」というカテゴリーの中の病気ではありますが、うつ病と躁うつ病は似て非なるものです。


まず、比較としてうつ病ついてお伝えしていきます。

#うつ病の歴史

1950年代ある坑結核薬を投与された患者が、肺にひどいダメージがあるにもかかわらずダンスを楽しんだというエピソードがあります。


その薬はモノアミン酸化酵素阻害薬(MAOI)と呼ばれる種類の薬物で、一般名はイプロニアジドという薬剤です。

同時期に、クロルプロマジンと類似構造を持つイミプラミンを投与された統合失調症患者が、興奮が高まり、大声で歌いながら街を徘徊したという出来事がありました。


これは、偶然の発見で、「抗うつ薬」の誕生のきっかけとなります。本格的な抗うつ薬の隆盛は1980年に発表されたDSMⅢと呼ばれる精神科疾患の診断基準に大うつ病というカテゴリーが登場してからです。


これが、製薬会社の大々的キャンペーン!へとなっていきます。

うつ病は、"危険な精神疾患"、"うつ病を見逃さない"キャンペーンが始まります。


抗うつ薬が登場する前と比較してうつ病患者が増加しました!!!

約10年で43.3万人から104万人へ!その数2.5倍です!


これはうつ病を的確に拾い上げた結果または、過剰診断の結果なのでしょうか、、、?



また、抗うつ薬は、三環系抗うつ薬→四環系抗うつ薬→★SSRI→★SNRIと進化していきます。

★:こちらが現在の主な治療薬です。


最新の抗うつ薬については、NaSSA(リフレックス)、pureSSRI(レクサプロ)で、NaSSAは吐き気などの副作用が少なく、食欲・不眠の改善に優れます。

pureSSRIは、、2011年に発売されて効果の持続時間が長く安定した症状改善が期待されます。


次世代の抗うつ薬は、ケタミン...といって元々静脈麻酔として使用されていた薬剤で、やる気に関わる2つの脳領域(側坐核と腹側淡蒼球)でセロトニン1B需要体の活性を上昇されることが、サルを対象にした陽電極放射断層画像法(PET)によって明らかになりました。


ケタミンの抗うつ効果は、早ければ数時間で効果が発現し、数日持続します。


ケタミンは、グルタミン酸需要体の一つである「NMDA需要体」にも作用しますが、その抗うつ作用のメカニズムは未だ解明されないままです。


#うつ病の最新の治療と検査について


治療について→電気けいれん療法

検査について→光トポグラフィー検査

こちらについては、反応が多ければもう少し詳しく記載して行こうと思います!


光トポグラフィー検査については、東海地方では一ヶ所の病院のみで実施できます!


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