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PM2.5が高いほど多い死者、そして地球温暖化で感染症拡大

新型コロナウイルスの拡大は、他の環境問題との関連も指摘されています。

大気汚染物質のPM2.5の大気中濃度が高い都市ほど、新型コロナウイルスの死者が多い傾向ににあるそうです。

大気1立方㍍中のPM2.5の濃度が100万分の1㌘高くなるごとに、死亡率が15%高くなることが判明。

大気汚染が呼吸機能に与える影響が大いに関連しているようです。

人間のホルモン機構に影響を与える科学物質「環境ホルモン」などが、人間の免疫機能を低下させ、新型コロナウイルスの影響を拡大する可能性が有ることを指摘する科学者もいます。

東京農業工大の高田教授は、「1980年代後半、北海道のアザラシがウイルス感染で大量死した背景には、有害化学物質による免疫機能の低下があった。プラスチックの添加剤などの有害物質は生物の免疫力を低下させることがわかており、新型コロナウイルスの遠因になったことは考えられる」と話しています。

又、環境問題と言えば「地球温暖化」

地球温暖化の進行は、動物の分布を変えウイルスが野生動物から人間に移行する機会を大幅に増やします。

新型コロナウイルスは、中国のコウモリのウイルスが、別種の哺乳類を経て人間に感染したと考えられています。

人間に感染するウイルスは最大60万種とも言われていて、その多くが野生動物を宿主としています。地球温暖化が進むと、標高の高い地域や高緯度地域に多くの哺乳類の分布が広がり、接触の機会も増えて、人間を含め他の動物のウイルス感染拡大が大幅に増えるそうです。

ウイルスと環境問題は深い関係が有り、新型コロナウイルスのまん延には、人間による環境破壊が大いに関連しています。

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