【CA裏話】外資系CAに大人気の都市３選・世界を旅しよう！

こんにちは。今日は私が勤めていた中東アラブ系の航空会社では、私たち客室乗務員（CA）は世界中の就航地にフライトすることができました。CAは、今日からデンマークのコペンハーゲン、デンマークから帰ってきて次の日にはベトナムのハノイ、一日お休みがありアメリカヒューストンへ飛ぶ…という時差もわからなくなるような生活を送っているんです。日本の航空会社のCAたちよりもずっと多い時間を飛行機の中で過ごしています。

CAたちは世界中の都市を観光し、おすすめスポットを知り尽くしています。色んな都市に何回も行くので、今日もモルディブ！もう行き過ぎて飽きたから一日ホテルでネットフリックスを見て持参したカップラーメン食べて過ごすわ～なんていう人も沢山いるんですよ。ある意味贅沢ですよね。

今回は、そんな世界中をひたすら飛び回っているのCAたちに大人気の世界の都市３つをご紹介いたします！皆さんも行ったことある都市が登場するかも？

タイ　クラビ

まず最初にご紹介したいのは、タイのクラビという都市。日本ではバンコクやプーケットなどに比べてあまり知名度は高くないですが、新人のCAは一度はみんなリクエストするのでは？と思われる就航地の一つです。

なぜ人気かというと、やはりビーチが美しく開放的な雰囲気がたまらないという理由からです。比較的観光客の客層も落ち着いており、のんびりゆっくり過ごしている人が目立ちます。タイには行きたいけど、大都市すぎる場所やパーティー騒ぎで人が多すぎるリゾートは苦手！という方にぜひオススメしたい都市です。

観光地の一つではあるので、レストランは英語のメニューが置いてありますし、物価も日本よりは安いですし、食事も日本人の口に合うだけでなくタイ人は親日家も多く優しい人が多い！と嬉しいポイントが満載です。

そしてやっぱりビーチに来たらパーティーがしたい！騒ぎたい！という方にはボートに乗っていけるピピ島をおすすめします。とにかく観光客でにぎわっていて、みんなそれぞれの時間を楽しそうに過ごしていますよ。

セーシェル

日本ではほとんど聞いたことがない国だと思いますが、セーシェルは東アフリカにある島国です。世界中の富裕層がこぞって休日を過ごしに集まってくる、自然がいっぱいでおだやかな場所です。

そしてセーシェルの特徴としては、ビーチと山を一度に眺めることが出来る点です。美しいエメラルド色の海からは山々が見渡せ、本当に贅沢な時間が過ごせます。物価が少し高いのですが、お金と時間に余裕があればぜひ一度は訪れてみてほしい場所の一つです。

パイロットから聞いた話ですが、海と山が隣接しており風も強いセーシェルは着陸が難しい空港の一つなんだそうです。天気が悪いと着陸できないこともしばしばあるので、到着するまでドキドキですね。

韓国　ソウル

CAに人気の都市３つ目は、日本人も大好きなソウルです！リクエストをしても（航空会社によってはCAたちが行きたい都市を毎月リクエストすることができます）、なかなか会社からもらえない路線の一つです。

男性はもちろん、韓国フライトは女性CAに人気があり、みんなチマチョゴリを着て写真を撮ったり、フェイスパックなどの化粧品を爆買いしています。おしゃれなカフェや安くておいしい食堂なども沢山あり、ショッピングもグルメも一度に楽しめるのでCAたちに大人気なんです！

しかし、韓国のフライトはなぜか急病人が多発するので、韓国人のCAたちは毎回対応に追われていて大変そうです。ヨーロッパ帰りの年配の団体客などが疲れから体調を崩してしまうんですよね。もうすぐ母国に帰れる！とほっとした気持ちになるのか、みんなバタバタ倒れます。

番外編：アメリカ　マイアミ

ちなみに、筆者が好きだったのはアメリカのマイアミです。もう何度言ったか覚えていないくらい行きました。アメリカ線はどの線も常に満席続きで忙しく、CAたちは働きっぱなし・動きっぱなしで「私アメリカに歩いて行ってきた！」という表現を使ったりします。ですので本当に忙しいのですが、過酷なフライトを乗り越えてマイアミに着いた瞬間はたまりません！

ホテルからタクシーでマイアミビーチに行き、スターバックスでどでかいフラペチーノを買い、ヴィクトリアシークレットとセフォラでウィンドウショッピングを楽しみ、ビーチを歩いてみんなで撮影大会を繰り広げ、最後にメキシカン料理をがつがつ食べてホテルに戻り爆睡し、帰りのフライト前には迷ってしまうほど大きいアメリカのスーパーで食べ物を爆買いしてスーツケースに入らない…と焦るのが私のお決まりのコースでした。思い出すだけで幸せです。

みんな楽しそうに過ごしているThe America！ですがキューバやメキシコなどの南アメリカ各国のテイストがミックスした独特が雰囲気漂うマイアミ、機会があればぜひ訪れてみてください。