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1級建築士試験奮闘記 #9 現実は甘くない。

こんにちは!chachaです!
ご覧頂き誠にありがとうございます!

今回は、令和4年度の製図試験を終えてからについてお話しさせて頂きたいと思います。

どうぞ、よろしくお願い致します!
(合計 約2,500文字)



ドキドキ期間へ…約1,100文字

無事に試験を終え、Xでは考察や感想が飛び交います。
・2階以降の延焼ラインはオンラインで記載していないとダメ。
・最上階の外周部にPC梁を架けたらダメ。
・レストランには区画が必要。
・杭基礎は初出題だから、鬼の深基礎、柱状改良、地盤改良でも問題ない。
・重複オーバーした。
・岡立柱やっちゃった。

などなど、皆んなが一喜一憂する期間が始まります(笑)

とりあえず私も、試験1週間後の採点会で講評を貰うまでは落ち着かないなー。。新しいゲームでも買って気分転換しようかなー。

という事で以前から欲しかった
「Pokémon LEGENDS アルセウス」を購入する事に。

生粋のゲーム好きな私は、試験が終わったらご褒美に何のゲームを買おうかなー。。と思って勉強を頑張ってました。

そんなこんなで始めたアルセウス。オープンワールドちっくなポケモンが新鮮で且つ、絶妙に怖い。
初めて経験する感覚で夢中になって遊んでました。

ただ、試験が終わっても試験のことを考えてしまうのが受験生の性です。。

無心でゲームをしながらも、、、
今回の試験、階数自由って新しかったな。。
年々自由になってるし来年は本当どうなるんだろう。。

記述も新しい切り口が出てきてるし、今後も比重は絶対高くなってるだろうな。
シェアオフィスも斬新だったな。。

シェアオフィスのレイアウトうまくいかなかったなー。。
貸室、もう少し大きくとって綺麗にレイアウト出来たかもな。

。。。あれ?貸「室」。。。
何故か引っかかる「」という言葉。。


あれ?、、、、
貸室という事は、
シェアオフィスという居室の中に、貸室という居室がある事になるのか!

待て待て、、、シェアオフィス自体が有窓だったから無意識に居室の端っこから避難経路を考えてたけど、貸室それぞれから避難経路を考えなきゃいけないじゃん?!

というか、貸室Cは無窓居室になるってことか。。
今までこういう事があっても、ブースという括りだったから特に考えてなかった、、、。

うそだろ。。
ちょっと待って、重複距離大丈夫?!
だから重複オーバーした人が何人も居たのか!!?

この時点でもうゲームどころでは無く大パニック。。
変な汗と手の震えが止まらない。。

震える手で復元図から距離を測る。。
18,,,,19,,,,,20,,,,,21m,,,

うわぁ、、、、重複オーバーしてるじゃん。。
これ一発アウトだろ。

いや、、、マジか。。
なんで気づかないかな。。。

と、試験から解放されてウキウキの気分から一気に地獄へ突き落とされました。
(残り 約1,30文字)

試験で書いたのは赤線の重複距離ですが、実際は青線の重複距離が一番厳しい値になります。

採点会にて…約400文字

採点会は試験から1週間後にあります。
試験後に書いた復元図の講評を聞くことになります。

と言っても重複アウトだからもう行ってもしょうがないな。。と、この頃は完全にお通夜ムードでした。

そして採点会当日。。
どうせランクIVでしょ。
と思って見せられた復元図の評価欄には
「ランクI」の評価が。

え??なんで??
重複オーバーしてるじゃん!?
と思って図面を見てみると、講師の赤ペンで重複距離と19mとの記載が。

確かに測ってみると19mだ。。
でも、講師の赤ペンは壁ギリギリの経路で書かれてる為、なんとかクリアしてるという状態でした。

ただ、自分で書いてるのなら希望があるかもしれないですが、流石に書いてないのに採点官が最短距離で測ってくれるかと言ったら希望は薄そうだな。。と正直思ってました。

結局、採点シート的にはその他の指摘事項もなく「ランクI」の評価になったとの事です。

人生2度目の採点会で「ランクI」。
嬉しいけど、でも手放しに喜べない状態でした。
(残り 約900文字)

猛省。…約900文字

そんなこんなで採点会も終え、完全フリーな期間に突入。
この期間はといえば

何も考えないで気楽に合否を待つ。

なんて事は出来ず、なんでこう何度も本番でやらかすんだろう。。と、かなり落ち込んでました。

特に、学校の課題は解けるのに本試験でやらかす。と言う事が前回の令和元年から続いていて、これについては本当に悩みました。

以前もNOTEに書きましたが、課題を解く(仕上げる)事が目的になり、根本的な事を見失ってしまって足元を掬われてました。

当然、学校では課題が解ければ問題無いし、追及してくる事もありません。

コツを掴めば力技で納める事だって出来ます。

ゴールを見失わずに、目の前の事だけで無く根本的な事を抑えてないと合格は出来ないのだろうなと、猛省してました。。

そして迎えた2022年12月26日
その日は1人車の中で発表の時を待ちました。

9:30  
試験元のHPが繋がりにくくなる。

何度も更新を繰り返して合格者番号のページを目指す。

9:50
何とか番号一覧まで辿り着き、自分の番号を探す。
望みは薄いけど、それでも淡い期待を持って探す。


、、、、ない。

やっぱり、現実は厳しかった。
覚悟はしてましたが、やっぱり1年頑張ってきて結果が出ないのは辛い。

カド番落ちからの復活で、また不合格。。
また来年か。。。

上司に報告して、その日は会社に寄らずに直帰させてもらいました。
もう会社の人と合うのも嫌でした。。

慰められるのも、気を遣われるのも嫌だったので、そんな時は会わないのが一番だったので。

学校からも電話は来てましたが、出たくない、出ても営業トークで来年の講座を勧められるだけ。。

カド番落ちした時も辛かったですが、今回はもう辛いと言うより、本当に自分に向いていないんだなと只々絶望してました。

結局、ランクはIII。
知識及び技能が著しく不足してました。

見慣れた不合格通知。。

年末に学校に連絡し、来年は受験を見送る旨を伝え年を越しました。。

と、今回はここまでです。
次回は、遂に4回目の製図不合格となり自分にはもう建築士の試験が向いていない。
受けるのをやめようと思った私のその後について、書いていければと思います!

ここまでご覧頂き誠にありがとうございました!





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