スーパー夜職
長らくぶりです。
今回は私の興味を思い付きで綴ってみようと思います。
(データも何もない一個人のガバガバ考察です。)
夜職への興味
私はかねてより所謂「夜職」に興味がありました。
多くの人がなるべく平静を装って(「普通の人間」に擬態して)生きようと試みているように見える昼の世界とは対照的に、多くの苦しみ、痛み、悲しみがある種おどろおどろしさを纏いながら表出している様に対し、リアルな人間、もっと言えば生を感じるからです。
色んな人の多種多様な苦しみの漂着先で、一体どのような世界が織りなされているのだろうか。
名もない苦しみと言えば聞こえはいいですが、そこには気付かれることのない苦しみたちが渦巻いている気がして、それがどこか私には魅力的に映りました。
看護師と夜職の親和性…?
夜職には、昼のお仕事と掛け持ちしておられる方も多いようです。
中でも、昼は看護師、歯科衛生士、事務員、アパレル販売員として働いておられる方が多いとか。
安全地帯から社会を眺められる便利なおもしろツールとして個人的にTwitterが大好きで、好んで見ているのですが、看護師さんとして働きながら夜職もしている、という方を見かける率が高いような気がしています。
殊看護師にはハードワークというイメージがあるので、かけもちできるなんて本当にすごいなと思うのですが、それはさておき、いろいろある職業の中でもなぜ看護師さんの夜職率が高いのかが気になったので(例によってTwitterを見ながら)ゆるっと考察してみます。
①看護師を志す方の持つ傾向と夜職がマッチしやすい?
対人業務という点では看護師という職業も夜職も共通しており、もともと人と接することが好き/苦痛ではない方が多いことが考えられます。
かつ、患者と対峙するにあたって日ごろから気配り、コミュニケーション能力、傾聴力が求められるため、夜職においても同じような要領でスムーズにサービスを提供することができるのかもしれません。
➁ホストクラブに通っている方の多さ?
歌舞伎町でホストクラブを運営するNEW GENERATION GROUP(ニュージェネレーショングループ)の発表によると、同業(つまりキャバクラや風俗といった水商売)以外のお客さんで断トツ多いのは「看護師」とのことです。
(https://ngg-r.com/wp/2018/09/29/post-1474/)
夜勤明けには2日連続で休めること、高収入であること、そして何より人の生死にかかわるという職業ゆえ精神的負荷がかかりやすいといった理由からホストクラブに通う方が多いという事実があるようです。
となると必要になるのは「お金」。ホストクラブでは、担当とともに1位を目指すような文化ゆえ、高みを目指す分だけ大金が必要となります。さらに他のお客さん(被り)にも負けていられないので、(被り客より)沢山のお金を使う必要があります。
担当からの愛を掴み取るのに並のお金では勝負できないため、掛け持ちで働くことにより収入を上げる必要が出てくることは必然です。
③給料コスパの良さ
看護師の給料は時給換算すると約2483円と言われており、比較的高収入が望めるとされています。
そうなると他の仕事を探そうにもどれも薄給に感じられてしまう、なんてことも起こりえるでしょう。
次項の内容とも被るのですが、ハードワークゆえに退職願望を抱えている方も多い(ことが考えられる)ものの、そうなると必然的にその高収入を手放すことになるわけです。
しかし平均時給が3000円~5000円とも言われる夜職であれば、そのリスクを心配することもありません。
➃あまりのハードワークゆえ(相対的に)夜職の方が楽に感じられる?
「看護師」ーは人の生死にかかわるお仕事であることや夜勤対応、閉鎖的な人間関係、人員不足による超過勤務及び休暇の取りにくさといった理由から負荷の大きい仕事であるとされています。当然夜のお仕事が楽というわけではないですが、先述した理由等を考え併せた場合、総合的に見て「(給料)コスパが良い」と考えられるかもしれません。
➄夜勤に慣れている?
第4項で触れた通り、夜勤のきつさも大きな負担になりえるわけですが、皮肉にも日ごろの夜勤によって夜の時間帯に働くということに慣れているが故、比較的スムーズに夜のお仕事へシフトできてしまうという側面もあるのかもしれません。
このように考えると、まるで公式的に相互互換性のあるものとされていると言っても過言ではないほどに親和性が高く感じられます。
他にはどういった要素があるのか、今後も考え続けたいと思います。
もし詳しい方がいらしたら是非教えてください!☺
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