ある新聞記者の歩み 16
外交のおもしろさ実感 カップ麺で空腹しのいで原稿打電もよき思い出
元毎日新聞記者の佐々木さんのオーラルヒストリー第16回です。前回は、大蔵省より実は人気だったという自治省の担当時代について聞きました。今回は政治部生活の終盤、外務省担当になった短い期間の体験談であり、外交のなまなましい現場を見た貴重な証言を話していただきました。秘書官として首相を補佐する官僚の人間性にも強く印象に残ったようです。(聞き手--校條諭・メディア研究者)
◇第2次石油ショックの記憶無しQ.まずは、政治部で自治省担当の頃の続きから伺います。
政治部にいた時期、第2