見出し画像

石田三成の三献の茶と紹介された長浜の『こだかみ茶』

昨日の『どうする家康』の最後のあの土地は今のコーナーで紹介されてた三成の三献の茶のお茶だけど、全部で何ネタあるんだろう。昔の話だし、有名人だし、複数あるのはわかる。

こだかみ茶、知らなかったわー。調べたら、長浜の方で栽培されていた在来種をこう呼ぶらしい。生産が絶えていたところを地元の農業高校の生徒たちが復活させる授業、楽しそう。

こだかみ茶の場合は、秀吉が立ち寄ったお寺を法華寺三珠院という場所としているのか。琵琶湖の一番北の少し東に行ったあたり。試験をしている圃場がある古橋というエリアもお寺のすぐ近くにあるみたい。

地図上では、観音寺というお寺が"三成 三献の茶"とされてる。三成邸があった場所のすぐ東側。水汲みの井戸もあって、今でも残っている。どちらなんだろうな。個人的にはどちらでもないと思っているんだよね。"三顧の礼"からの創作話。ただ、置き換えたのがお茶だったのは、この土地が古くから自慢のお茶を生産していたことを示しているのかなと思ってる。歴史家の著書にも実話として載っているそうだけど、どうなんだろうね。いずれにせよ、この時代のお茶は煎茶ではないし、どんなお茶を差し出したのかは今でも気になってる。

もうひとつ、前に滋賀のお茶を買った時に政所茶というお茶にも三成のお茶の説明がついていたことを覚えている。政所はもっと下。昨日蟄居させられた佐和山城や彦根城があるエリアから東の山の方に入っていったあたりで栽培されている。在来種で樹齢300年の大茶樹から作られた無農薬栽培のお茶。

袋から出した茶葉はかなり大きく、緑が濃くて艶があった。だけど、レトロフィルター似かけたようにくすんでいる気がする。商品ページの紹介文には"下級品にしか見えないが超高級品"と書かれていたな。

いやいや、でも味がとてもおいしい。買ったのは、滋賀県大津にある中川誠盛堂茶舗さん。一緒に買った朝宮茶もかなり美味しかった。こちらのお茶屋さんは安政5年、1858年創業らしい。大津という往来の激しい土地でのお茶屋さん、行ってみたいな。

そういえば、滋賀県自体に全然行ったことがない。少し前に"滋賀は琵琶湖とTM Revolutionしかない"という自虐的な表現を聞いた気がする。数年前には大阪から金沢までサンダーバードに乗る機会があって、琵琶湖の雄大さに驚いた。水辺のレジャーでの事故が多いのは怖いけど。最近はもっぱらお茶と城関連で興味津々。広いしてんこ盛りだから、複数回に分ける必要がありそう。

紫:こだかみ茶の圃場、法華寺三珠院
青:三成邸、観音寺
赤:政所町

今の感覚だと離れた場所だけど、昔だとこのくらいの距離はなんでもないのかな?東海道を踏破する人たちだからよくわからない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?