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各部署のメンバーが採点! “年末調整担当PMM” の2020年版通信簿を公開します|SmartHRオープン社内報

お疲れさまです。年末調整機能のPMM(プロダクトマーケティングマネージャー)の西川(@chee_nishikawa)です。

今年もお客様の年末調整が無事終わりつつあり、年末調整機能のPMMとしての役割も一区切りつきつつあります。
ところで、年末調整機能のPMMって何やってるんだろう?という人もいると思います。

「PMMって、実はこんなことをしているよ」を知ってもらうことで、「こんな機能がほしいってお客様が言っていたよ」「この機能っていつごろ使えるようになりますか?」など、気軽に話しかけてもらえたらと思い、初めて社内報を書いています。

さらに、今年、年末調整のPMMに関わりのあった他部署のメンバーに、「通信簿」をつけてもらいました。私の働きっぷりに対していただいた赤裸々なコメントを掲載します。

ひとに点数を付けてもらうのなんて、いつ以来か思い出せないです。けれど、ひとは独りでは生きられないし、周りに支えられて生きているんですよね。「人はみな生きてるんじゃなく生かされてる」なんて歌もあったような気がします。あ、ちなみにこのパラグラフは私の独り言なので、読み飛ばしていただいて大丈夫です。

年末調整機能におけるPMMの役割

まず、PMMは、プロダクトにおける「なにが売れるか」「どう売れるか」に責任をもつポジションです。
(詳しくは、同じくPMMのshigeさんの記事をご覧ください)

SmartHRの年末調整機能の場合、機能単体での売上を持たない一方で、SmartHRを検討している多くの企業様から「年末調整の業務を効率化させたい」というニーズがあるのが事実です。そのため、機能の使いやすさはもちろん、年末調整の体験そのものの価値を他社サービスと差別化していくことが近年特に重要となっています。

「プロダクトの価値=できること」をさまざまな観点でコンテンツ化して、各部署にできるだけ早く伝えることが、すなわち「どう売れるか」につながっています。

2020年の年末調整機能における、PMMの取り組み

今年の年末調整では、各部署との連携を強化し、マーケティング(以下、マーケ)、営業、カスタマーサクセス(以下、CS)と多くの施策を進めました。

特にマーケのメンバーとは、2019年に取り組めなかったeBookのリニューアルや、税制改正の内容を紹介するMag、ガイドでの記事公開など、アウトプットの量をかなり増やすことが出来ました。

● ebook

● SmartHR Mag.

● SmartHR ガイド

この中で、PMMは「どんな情報を誰に向けて発信するか」のメッセージングの策定にメインで関わる一方で、どの画面の画像を使用するか、どんな構成にするか、どんな文言にするかといったコンテンツの部分にも関わっていきました。

また、営業のメンバーには、早いタイミングで必要な資料を共有したり、説明会を開くことで、SmartHRを検討中の企業様に年末調整機能の最新の情報が的確に伝わることを心がけました。
CSとは、年末調整担当のCS内プロジェクトチームと毎週打ち合わせをし、PMMとしてデモ環境や資料を提供したり、説明会を開催することで、入社して日の浅いCSも情報がキャッチしやすい標準的な状態を作ることを目指しました。

そんな取り組みの中で、今年のPMMとしての動きで一番印象的だったのは、6月、7月にマーケと実施した新規のお客様向けのセミナーです。(コロナ禍のため2回ともオンラインで実施)

年末調整が大きく変わる!2020年から始める『ペーパーレス年末調整』のススメ(6月19日)___SmartHR|シェアNo_1のクラウド人事労務ソフト

6月に実施した際に予想以上に大きな反響があり、それを受けて7月は、営業、CSにも登壇してもらい、外部のユーザーのパネルディスカッションも盛り込むなど、1日に4つのセッションを設けるというチャレンジングな取り組みができました。

1日で完結!ペーパーレス年末調整_徹底解説セミナー(7月28日)___SmartHR|シェアNo_1のクラウド人事労務ソフト

このときの各部署との取り組みを営業資料にコンテンツとして反映したり、パネルディスカッションに登壇された企業にその後のイベント「PARK」にも積極的に参加していただいたり、企業様への情報発信からアクションにつながっていく起点になったと感じています。

活躍度は何点? PMMの通信簿を大公開!

ここまでは、主観の評価でしかないので、正直なんとでも書けますね。読み飛ばした人もいると思います。(正しい反応です)
そこで、今年、年末調整のPMMに関わりのあった他部署のメンバーに、以下の内容で通信簿をつけてもらいました。自作自演ではないですよ!

通信簿の概要
● 回答数:5名
● 内訳:マーケ、営業、CS、PdM、人事労務研究所

通信簿の設問
● 点数(5段階 / 5が最高)
● 点数をつけた理由
● 2021年、PMMにこうしてほしい内容があればおしえてください


通信簿の回答

点数:平均4.2点
(1名が5点。残りの4名は4点でした)


点数をつけた理由

まずポジティブな声をみていきましょう。

● 年末調整は、お客様とのフロントにたつCSや営業の機能理解が深いレベルで正しく行われていないと、提供時期に破綻するプロダクトです。西川さんは機能そのものと開発状況を理解した上で、情報展開をきっちり行っていただきました!
● CSでの年末調整プロジェクトは半年以上の長期戦ではありましたが、トータルで思い返してみると、場面場面でいろいろ助けていただきました!特にリリース前のCSとしてのサポート準備について、西川さんのおかげで、かなり事前に取り組めたと思います。
年末調整の変更点やロードマップなどについては、かなり早期からセールスへのインプットを常々やっていただけたと思います。
● 年末調整をテーマにしたセミナーに関して、6月・7月と、今まで取り組んだことがない企画内容にしたり、一緒にワイルドサイドを歩んでいただきました。社内調整もうまく進め、成果にコミットしていたように思います!

主に、各部署への情報の早い段階での正しいインプットという点で良い評価を頂いているようです。


次にネガティブな点も見てみましょう。

● 競合環境が激化する中で「どういうターゲットに何を言えば売れるのか」の動きが足りなかった気がします。
● CS側にも課題があるのですが、カスタマーサクセスマネージャー(CSM)から直接PMに質問するやりとりの回数が他プロダクトと比べて多いなぁという印象です。
● 5点をつけたいところですが、最高点をつけると人間の成長は止まるので4点です!

PMMが売り方の視座を率先して作っていくという部分では、不足している点があったと痛感しています。
また、年末調整機能は人事労務の中でも特にドメイン知識を求められます。顧客に向き合うCSMと機能開発の責任をもつPdMの間で、PMMがどういったポジションを取るかをさらにわかりやすくして発信することで、年末調整担当のPMMの立ち位置がより確立されたものになりそうだと感じました。


それでは、2021年の年末調整では「こうしてほしい」の回答を見ていきましょう。

プロダクト企画段階でのコミュニケーション、関与具合をより深めたい。
● PMM起点で、マーケティング施策(セミナー・メールなど)に対する要望をいただけると今後よりシナジーが生まれそう。
● PMM×マーケの活動を単発ではなく年間で組んで行けると良さそうです!
● リリース前にユーザー(お客様)とのお試し会(ハンズオン会)を実施し、利用者のつまづきポイントを踏まえ、CSとしてどう事前説明するのがいいのか、どんなコンテンツを用意しておくといいのか等を決めたいので、ご協力いただきたいです。

全体的に、マクロの視点でプロダクト戦略により関わって欲しいという要望ですね。施策にどこまで関わっていくかはPMMとして悩みどころだったりするのですが、こうしてみると、特にプロダクトのブランディングという観点で、ある程度各施策に関わっていくことが必要で、また求められていることでもあると言えそうです。

終わりに

今年は、多くの施策に携わることができたものの、そのどれもが単発的で、連続性をもった動きができなかったことが反省点でした。来年は、年間を通したプロダクトのメッセージ、戦略をはじめに立てて、それに沿って各部署と協働を進めていくことが求められそうです。

というわけで、まだ書き足りないのですが、2021年の1月に、年末調整機能の開発〜リリースの裏側についてPMM、PdM、デザイナー、人事労務研究所のメンバーが詳しく話すイベントがあるとかないとか?


SmartHRではPMMの採用もしています!リファラル大歓迎です!


最後となりましたが、通信簿をつけていただいた @Hiroponchack さん、 @chankes さん、 @sudare さん、 @charlieさん、 @isosho さん、ありがとうございました!

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