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【街の未来を担う若者たちへ】大学生にスマートシティプロジェクトを体感してもらった2Days

Smart City戦略室 南方です。
2020年11月28日、29日の2日間で大学生向けイベント「Smart City Fukuoka Meetup#4」を開催しました。

ただの「イベントレポート」ではなく、裏側に込めた私たちの志や企みについても書きたいと思います。


ずっと持ち続けていた違和感。
若者や女性も、もっと街づくりに参加すべきだ。

私たちがスマートシティのプロジェクトを始めて2年が経ちました。
2年の間、仕事や講演などを通して色んな方とお会いしましたが、その中で街づくりに思いを馳せる若者や女性とほとんど出会わなかったんです。
それがすごく違和感で...国の政治も街づくりも、おじさんばかりが活躍するのではなく、もっと若者や女性も前に立つべきだと思うんです。

「みんなの街なんだから、みんなでつくるべき」

だからまずは、街づくりについて、あるいはその仕事内容について興味を持ってほしかったんです。


うちの新卒メンバーには、その核になってほしい。

LINE Fukuoka株式会社 Smart City戦略室は20卒から新卒採用を始めました。
少数精鋭の組織なので、20卒で1名、21卒(内定)で1名、という実績。
即戦力の中途採用メンバー中心の組織で、なぜ新卒採用をしているのか。一つ目の理由は、スマホネイティブ世代の価値観や意見を取り入れながらサービス開発をしたいから。
そしてもう一つの理由は、上記のように新しい世代にもっと街づくりに参加してほしいし、その核としてリードすることを期待しているからです。

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今回のイベントは、そんな彼女たちが中心となって企画・運営してきました。


イベントの流れ

◉1日目
・私たちのスマートシティ戦略について
 (Smart City戦略室 室長 南方)   
・スマートシティのマーケティングコミュニケーションについて
 (Marketing Communication室 室長 松尾)
・グループワーク
・中間発表/FB

◉2日目
・グループワーク
・新卒/内定者によるトークセッション
・最終発表/FB
・総括


グループワークのテーマは、
福岡市LINE公式アカウントの友だち数を増やす企画

今回はオンライン開催でやりにくい部分もあったと思いますが、各グループ真剣にディスカッションしていました。
(ディスカッションには、私たちの組織のマネージャーやエース社員がメンターとして参加し、アドバイスさせていただきました)

最終的に、下記のようなアイデアが出ました!

・医療と市民の距離を近づける、オンライン相談機能やゲーム企画
・朝活を習慣化し、市民の健康な暮らしを実現する機能
・WiFiやコンセントやトイレなどあらゆるスポット情報を検索できる機能
・地下鉄の混雑状況把握など、快適に移動するための機能
・学校と保護者間の書類などのコミュニケーションをデジタル化する機能
・イベントなど街のちょっとした決め事に市民が投票できる機能

アイデアの詳細まではお伝えできませんが、とてもレベルが高くびっくりしました。いくつか、本当に実現させたいものもあるので、具体的に検討してみたいと思います。


1日目の中間発表はイマイチだった。

1日目の中間発表を聞いたとき、全グループに同じ印象を持ちました。

・私たちがお話しした内容をよく理解できている
・それを論理的に分析し、根拠をもとにそれっぽい案を考えられている
でも、

「え、誰目線?コンサル(第三者)ですか?」

と思ってしまうくらい、頭は良いんだけど街の当事者としての意識が無いアイデアになっていました。そういうのって、考えてる学生さんも聞いてる私たちも、ワクワクしてこないんですよね。ワクワクしないと実現させたい気持ちにならないじゃないですか。
だから私からは以下のコメントをさせていただきました。

「みなさんはどんな街、どんな暮らしを実現させたいんですか?」

エゴでもいいから、一人ひとりが街に対する志を持つことが必要だし、これから学生さんたちが取り組む全ての仕事においてそうあるべきだと思うんです。賢さも必要だけど、それ以前に志が必要だと思うんです。


すべての若者に意識してほしい、大切なこと。

◉志を持つこと
企業の利益のためにあなたがいるのではなく、あなたの志を叶えるために企業が存在するのです。

◉企むこと
何かを成すためには、必ず「相手」がいます。相手の戦略との合理性をうまく図りながら、自分の志を遂げる方法を考えるのです。

◉諦めないこと
何事もそう簡単にはうまくいきません。でも、何度失敗しても挑戦し続けてる限り、いつか必ず成功します。


参加した学生さんの声 (一部抜粋)

日頃のインプットでは絶対に経験する事の出来ない、アウトプットへの執着心を持つ事や、グループメンバーとアイデアを形にしていく過程で、普段は使っていない能力の認知ができた
今まで参加したインターンは全てオフラインで、初めてオンラインのイベントに参加しましたが、1番距離が近く、自分の身になったと感じたのと同時に、LINE Fukuokaの魅力も伝わって、とても良い機会だったと感じています
一番学んだことは、Smart Cityは志によって生まれているということです。
このインターンを受ける前は、目の前の課題を技術で解決するというイメージをもっていました。
しかし、その行為の裏には福岡をもっと良くしたいという長期的な愛のようなものがあるということを今回感じることができました
どのグループもアイデアが被っていない発表を見たのは初めてで、非常に驚かされた為。
LINEという圧倒的な利用者数を誇るサービスであるからこそ、無限の可能性があると実感し、興味を持ちました

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全体的に満足いただき、また学びにもつながったようでとても良かったです。

次回は2月頃に実施予定です。また改めて、ご案内します。

最後に、今回中心となって頑張ってくれた新卒1年目の留置と、内定者の則本にも感想を聞いてみましょう。

留置:
みなさん、まずはご参加いただきありがとうございました!
今回のプロジェクトは私にとって、
*内定者 則本さんとの初めてのプロジェクト
*初めて提案・企画を評価する側になったこと
*他のプロジェクトも死ぬほど忙しかったこと(笑)
…など、私にとっても新しいチャレンジングで特別な2日間でした!

参加してくださったみなさん、初めて出会った地域や学年、専門分野も違う人たちと、個性が光るすばらしい企画を作り上げてくださいました。オンライン、2日間という環境や時間制限の中で、社会人の大先輩たちが驚くような成果を残したことに、自信を持ってください。今後のご活躍を期待しています😊
則本:
meetup#4に参加してくださった皆さま、そして多くの面で支えてくださった先輩方、本当にありがとうございました!

学生さんのスキルアップを第一に考えて企画・運営をしていましたが、結果的に私の方が意欲的に学ぶ学生さんの姿からハッと気付かされることや刺激をもらう場面ばかりでした。今回参加してくださった学生さんにとっても、いい学び・気付きの機会になってくれたらとても嬉しいです^^

南方さんから教わった三点、
◉志を持つこと
◉企むこと
◉諦めないこと
をモットーに、これからも日々チャレンジし続けましょう🔥
続くmeetup#5でも、心に残るような学びの場を提供できるよう頑張ります!


▼イベントを企画した留置・則本と、講演をした松尾・南方のオフショット

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