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強みの定義、間違ってない?

「私の強みってなんですか?」


「私には強みなんてないんです」


「どうやったら強みが見つかりますか?」


こういう質問とかボヤきをよく聞きます。


いやいや、絶対ありますから。


そもそも、「強み」ってなんのことを言ってますかね?


多くの人は

他人より抜きん出て上手にできること

のことを強みと言ってるようです。


でも実際、誰と比較するかによっても違いますよね。


例えば高校野球では豪速球を投げるエースピッチャーも、プロに入ったら全く通用しないかもしれません。


この場合の彼の強みはなんでしょうか?


あるいは、地元の大学では秀才と呼ばれていても、東京の一流企業に入社したらフツーかもしれません。


反対に、公認会計士の世界ではフツーの先生でも、会計とか全然わからない経営者から見たら大先生かもしれません。


こんなふうに、どんな環境にいるかによって強みというのは変わってしまうわけです。


しかし普通の人はそこまで考えずに「完全無欠」「100戦全勝」の強みを探そうとします。


そして、「自分には強みがない」「強みなんて一握りの才能のある人だけのもの」と諦めるわけです。


誰にでも強みがあるのはわかったけど、じゃあ自分の場合はどうするの?


と思いましたよね?


これは世間でよく言われている、

・自分で得意と思っていること

・他の人から褒められること

・無意識のうちにやってしまっていること

・好きなこと

などの中にヒントがあります。


「そんなの私よりもっと上手い人がいますよ」


「私の独りよがりじゃないですか?」


とかいうセリフはなしです。


とにかく自分で、

「これはなんとなく他の人より上手くできそうだ」


「いつも褒められる」


というものを”強み認定”してしまうのです。


そしてその強みを仕事や日常生活で意識的に使うことです。


もしそれをネタにして起業したいのであれば、どうやったらお金になるかな?と自問し続けるんです。


最初からずば抜けた、誰が見ても素晴らしい!と感嘆するような才能は、フツーの人にはありません。


そんなの当然です。


でも、自分や周りの人、関わる人を幸せにする程度の強みであれば、十分に可能性があります。


最初は目立たない小さなタネかもしれません。


しかしそれを大事に育てた時に花が咲くのです。


言われてみれば当たり前ですよね?


それを、まず自分にやってあげましょう。


そうするともっと優しくなれるし、他の人の強みもわかるようになります。



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