梅雨時です 衛生管理は要注意


晴れ間が少なく、曇りや雨により湿度が高くジメジメとしている梅雨時。

室内にあるお菓子や食品も、常温で放置しているとカビが生えやすくなりますし、食品等に付着した菌の繁殖による食中毒など健康被害リスクも高まりますから、特に食べ物の保存・管理には注意が必要です。

食品ロスにもつながりますからね。

真夏の様に気温が高いと食中毒など食品の傷みにも注意しますが、空調が不要なほど涼しい20℃前後の梅雨時は油断しがちです。

気温や室温が高くなくても、直射日光が当たるところで湿度が高いまたはビニール袋やラップで密封した食品などは、ほんの半日置いただけでも傷んだりカビが生えたりしている事など珍しくありません。

見た目や臭いでカビや腐食などの不自然な状態が分かればまだしも、空気中の飛沫や食器・食品に付着する大腸菌・ノロウィルス・カンピロバクターに新型コロナウィルス等々、どこで感染源となる原因菌が付着したり増殖したりしていて、飲食したら健康被害が起きる可能性が高い食品かどうかは必ずしも臭いや見た目で判断できるとは限りません。

それゆえ、傷みやすい生肉・生魚だけでなく、冷凍品の解凍・調理中はもちろん、調理や盛り付け後に食べるまでしばらく時間があるのに常温放置している場合や、生ものや総菜などを購入してから帰りまで時間を掛かる場合も常温だと油断は禁物です。

少しでも食品・食器等に菌やウィルスが付着している事で、ほんの数時間で一気に繁殖、人体に害を及ぼす程の影響が出る可能性がありますから、免疫力が弱いとされる乳幼児や高齢者、疾病等で治療中または入院等で療養中の患者などがいる家庭や施設では、ちょっとした手間が面倒で注意を怠った結果、健康被害が起きているので気を付けたいところです。

飲食店や介護施設等での衛生管理が原因の食中毒などの健康被害は、ほとんどがうっかりと、不注意で・・・などというちょっとした不注意、人の過失によるものですから。

といっても、昨年末から現在でも世界中で感染拡大が続いている新型コロナウィルスのように、まだ解明されていない未知のウィルスの場合は、食品そのものや包装から感染したという事が今のところ公的に証明されているわけではありませんから、あくまで感染リスクを軽減する対策の一つではあるのですが。

もし、モノに付着したウィルスが原因で感染しているとしたら、電車やバスのような公共交通機関の利用や、エレベータ・エスカレーターで手すりやボタンに接触した人から、もっと短時間で広範囲にわたる集団感染が起きている筈ですし。

1日も早く原因究明とともに治療薬が開発されると良いですね。

内閣府食品安全委員会WEBサイト:新型コロナウィルスと食品について
http://www.fsc.go.jp/sonota/covid_19.html

厚労省WEBサイト:家庭でできる食中毒予防の6つのポイント
https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/0903/h0331-1.html


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