大学入試を意識し始めた新高2生および保護者が注意すべき点【来年の今頃に困らないためにも知っておくべきこと】
新年度が動き始めています。新高3生は、春期講習を考えている人も多いでしょう。勤務塾もそうですが、春期講習は別のところで受けたいという人たちもいます。
その場合、多くが大手予備校です。その点については、こちらで注意点をまとめています。
また、医学部を考えている人を中心に高2の頃から受験を意識している人も増えている印象です。
そうなると、通いやすいのが映像授業系サービスの塾・予備校のようです。
映像授業系のよいところは、自分の学習状況によって講座を選択できる点で、かつ部活や学校とスケジュールの調整がしやすいことでしょう。
なので、高2生のどこかのタイミングから通い始めて、受験に対して意識を高めておくということはとてもいいことだと思います。
ただ、ここ数年、地域の塾にとって、映像授業系塾に通っている生徒さんは扱いが難しくなっているのも事実なのです。
それは、契約の問題です。
具体的に書くと業者さんを特定してしまうので、曖昧に書きますが、会費の支払い方法が、一定の期間をまとめて契約をしているところが多い。携帯電話の契約システムに似た仕組みになっています。
さらに、なぜか中途半端な時期に更新時期が設定されており、ずばりいうと、契約期間が年度跨ぎとなっている。
つまり、学年が変わる時期に塾を辞められない仕組みになっているのです。
そのため、春から塾を変わるという選択をすると、二重払いを余儀なくされるので、新しい塾の授業を受けることのハードルが高くなっています。
これを私たちのような地域の塾の目線で見ると、大手映像授業には、湯水のようにお金を使っているご家庭が、私たちの塾には月謝に厳しいということになりがちです。
これは、明らかに囲い込み戦略であり、個人的にはフェアじゃないとまでは言えないものの、少なくとも誠実ではないのかなと感じます。
もちろん、よそ様の商売のやり方にケチをつける気はないものの、広告であれだけ調子のいいことを言っているのに、裏ではせこいことをやっているなとは正直感じます。自信があるのならば、正々堂々と勝負しろよとも思うのです。
今春もこの影響で、塾を移れず、コマ数が最小限度になってしまっている新高3生が出ています。
新高2生以下の生徒さんやご家庭はその点をしっかりと留意されるべきでしょう。高2の後半で契約更新時が来たら、そのタイミングが塾を移ることができるラストチャンスという意識は持っておいて損はありません。
ただこの契約方法を逆手にとることもできると思います。つまり、高3に向けての切り替えのタイミングとして活用するのです。
それが秋ごろであれば、↓の記事を参考にされてください。
保護者目線では、高2の夏ごろからは、受験を意識して動かれるといいのではと思います。
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