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今年の共通テスト「でも」はっきりした医学部受験生のキー科目【それは、数学でも理科でもありません】

今年の共通テスト。いろいろ特徴的なトピックが出たと思いますが、その一つが英語でしょう。

まずはリーディング。

もともと爆発する可能性があると見ていましたが、今回は私の理解では、プチ噴火という感じかなと思っています。
来年以降、さらにリーディングは厳しくなる可能性がある。

そうなると、より明確になってきたと感じるのが、医学部受験において、もっとも重要な科目が英語であるということです。

改めてこの認識を強く持ちます。

また、リスニングは、上位層になるとかなりの高得点を取っています。
難関大、医学部は今後もハイスコア勝負となるのは確実といえます。

そして、国公立大学医学部を目指す場合、国語も重要です。

医学部の場合、旧帝大以外では、素点での配分をしている大学が多く、国語の200点の配点はボリューム感があります。

英語だけでなく、国語でも取りこぼしがあると、総点にダイレクトに反映し、数学、理科でそれなりのスコアをしても、厳しい展開になる・・・というパターンは珍しくありません。

さらに悪いことに、数理系が得意な受験生(特に男子)は、これを重要な問題と認識していないことが多い。

予想外に芳しくない判定を目にしてようやく現実を認識するということも珍しくない現象になります。

また、医学部を目指す女子は、総じて語学リテラシーが高く、英語、国語で取りこぼしをすることは稀です。

結果として、総点勝負になると、理数系が互角か若干劣るものの、英語などの文系教科のアドバンテージで結果として女子が有利な展開となるパターンになることは多いなと感じています。

これが理数系がよくできる医学部男子多浪生を生み出す背景になっていると思います。

来年度、医学部を目指す受験生は、文系教科がイメージよりも影響力を持つのだという理解はしっかりと持っておくべきでしょう。

勝負を分けているのは、数学や理科ではなく、地道な学習がモノをいう英語であり、国語であるという認識は持つべきです。


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