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源泉徴収という仕組みは果たして便利なのか?
こんにちは!
落合です。
今日は、「源泉徴収」という仕組みについてお話ししたいと思います。
源泉徴収とは
源泉徴収とは、給与や報酬を支払う会社がその支払い時に、所得税などを差し引いて、国などに納付する制度のことです。
そして、年末には年末調整という形で源泉徴収された所得税額と、実際に支払うべき所得税額を調整し、還付があったり追加で支払いがあったりします。
(還付されるケースの方が多いですね^^)
しかし、個人事業主の場合は確定申告をしなければなりません。
なので
「会社員の方にとっては便利な仕組みだな~」
とか
「個人事業主は確定申告するの大変そうだな~」
とか、思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
源泉徴収が導入されている理由
では、この源泉徴収という制度がなぜ導入されているか、あなたは知っていますか?
源泉徴収制度が導入されたのは、太平洋戦争が始まる1940年まで遡ります。
その当時、ヒトラー率いるナチス・ドイツが国民から効率よく戦費を調達するために導入していたものこそが源泉徴収です。
そして、日本はそのナチス・ドイツにならって導入したと言われています。
ではなぜ未だに源泉徴収制度が導入されているかというと、
『効率的よく税金を徴収できるから』
です。
会社員の方にとって便利だから、ではないんです。
確かに、自分自身で確定申告しなくても済むという意味ではラクかもしれません。
しかし、
この源泉徴収による一番の弊害は
『納税意識が薄れてしまう』
という点です。
ここで会社員の方に質問です。
「あなたの毎月の給与から差し引かれている所得税や住民税の金額を言えますか?」
すぐに回答できる方は、納税意識が高くて良いですね!
でも、ほとんど(8割以上かな)の方は答えられないのではないでしょうか。
これが源泉徴収による弊害です。
国はいかに税収を上げるか
国は、いかに国民に文句を言われず税収を上げるかに必死です^^;
税収を上げるのに一番効果が大きいのは消費税です。
消費税は国民に公平に課される税金だからですね。
しかし、消費税を上げるとなると反対の声が多いんです。
誰しもが税率を知っているから。
(ちなみに消費税率が1%上がると、国の税収は約2兆円上がるみたい!)
なので、国としてはなるべく国民にバレない形で税収を上げたいところなんですね・・・
思考停止に注意
ちょっと話が逸れましたが、源泉徴収は便利なようで、便利ではありません。
税金について考える機会が奪われてしまってるんです。
いわゆる、思考停止しかねない。
思考停止というのは
「そのことを考えるのが面倒くさいから誰か適当にやっといて」
みたいな状態ですね。
こうなってしまうと、カモネギ状態です。
「保険のことよく分からないから、保険マンが言う通り契約しとこ」
「スマホ代安くしたいけど、格安スマホのこと知らないからそのままにしとこ」
「この会社、ネットワークビジネスみたいだけど、なんか儲かるらしいから登録しとこ」
みたいな。
なので、会社員の方で確定申告をしたことがない方は一度してみることをおススメします。
確定申告をしたことない方の多くは、めんどくさそう・・・と思われますが、意外と簡単です!
今は家にいながらパソコンやスマホだけで申告することができます。
ぜひ一度、ご自身の支払っている税金に目を向けてみましょう!
まとめ
『源泉徴収は、国民にとって便利なのではなく、国にとって便利な制度』
ではまた!
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