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大人だけじゃないスマホ依存になる子どもたち

新型コロナウイルスの影響により、外出自粛や学校の休校、会社のリモートワークなどが続き子どもの「スマホ依存」がさらに深刻になっています。

スマホ依存を理由に、勉強しないことや保護者との喧嘩、取り上げてしまったことで泣いてしまうなどの問題が挙げられると思います。

そこで今回は、スマホ依存の影響とその対策について詳しく解説していきます。


1. スマホ依存とは

 下記3つに当てはまる場合は、もしかするとスマホ依存の可能性があります。

  • やらなければいけない宿題や寝る時間を削ってまでスマホをいじるなどの状態

  • スマホをやめたいと思っているのにやめられない状態

  • スマホがないと落ち着かない、取り上げると泣きわめいてしまう状態

スマホばかりでは、保護者としても心配です。しかし、常に子どものスマホを監視することは難しいでしょう。

またスマホの長時間使用は、子どもの目の健康にも悪影響を与えるのです。→スマホと斜視の関係についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

スマホと斜視


2. スマホ依存の原因とは

2-1. 原因は脳にもある?

スマホに依存する原因としては、ドーパミンの分泌が関係してきます。子どもだけてはなく、大人でもスマホを使用している中で起こること  です。具体的には、「次の動画が気になる」などの次がどうなるか気になったり知りたいと脳が感じたときに分泌されるのです。

また、子どもの脳は大人に比べて未発達であることもあげられます。我慢するというブレーキが25歳から30歳になるまで完全には発達しないといわれているのです。

2-2. その他の原因について

小学校高学年や中学生くらいになるとクラスのスマホ所有率がぐんっと高くなります。それに伴い、グループチャットを見てないと仲間外れにされることや流行の動画を見てないと友達の輪に入れない等の問題が発生します。

動画の視聴のし過ぎはスマホ依存の原因の一つでもあります。さらに、外で遊ぶ週間がなかったりスマホにしか居場所がないと感じる子どもはよりスマホ依存になる可能性が高くなってしまいます。

3. スマホ依存にならないためには

3-1. スマホの利用を管理制限する

子どものスマホに保護者が管理できるアプリをインストールするなど「ペアレンタルコントロール」も有効でしょう。子どもが使っているスマホに時間制限をかけることで、使い過ぎの予防等ができます。

 アプリだけではなく携帯電話会社ごとにフィルタリングもありますので、制限したい用途に合わせて使い分けたりすることも有効的でしょう。

3-2. しっかりとしたルール作り

保護者も子どもの前でスマホを使いすぎないことやスマホの使いすぎがいけない理由を説明することも有効です。スマホ依存にならないためには、子どもとしっかり使い方について話あうことが重要です。スマホを持ち始める前に、スマホの使い方のルール作りが子どもの健康を守ることにもつながります。


まとめ

 大人でも多くいる「スマホ依存」ですが、子どもは自身でコントロールすることが難しい年齢のためより一層スマホ依存の危険性が高まります。子どものスマホ依存は、学力の低下や生活リズムの乱れにもつながります。

 もし、子どもがスマホ依存になってしまっていると不安を感じたら医師の診療を受けることも可能です。スマホ依存にさせないためにも、しっかりとした対策を行い正しく便利に使用していきましょう。