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中学生こそGPSで見守りを!位置情報確認アプリの必要性とは

子どもが巻き込まれる事件や犯罪が増えている昨今、お子さんの安全のためにGPS機能付きの端末を持たせたり、「位置情報確認アプリ」のインストールを検討したりする保護者が増えています。

中学生は小学生と違ってスマートフォンを持つようになること、行動範囲が広がることから、より精度の高い見守りが求められます。

この記事では、中学生のお子さんに位置情報確認アプリが必要な理由と、そもそも位置情報確認アプリとは何かについて解説します。

1.なぜ中学生に「位置情報確認アプリ」が必要なのか?

中学生は、小学生に比べれば判断能力が身についてくる一方で、トラブルを回避する力はまだ持ち合わせていません。中学生にこそ「位置情報確認アプリ」を使った見守りが必要な理由についてまとめます。

1-1.事件・事故・災害…もしもの出来事に備えるためる

万が一お子さんが事件に巻き込まれた場合に安否確認ができるという点で、「位置情報確認アプリ」は非常に有効です。

警察庁によると、令和3年度の行方不明者約8万人のうち、10代の若者は約1万4千人を占めるということです。

出典:令和3年における行方不明者の状況

近年は中学生が連れ去りや誘拐の被害に遭う事例も増加傾向にあります。男女問わず「危険は常に身近にある」と考えて対策をすることが重要だと言えるでしょう。

また、地震などの災害はいつ起きるかわかりません。登下校や保護者が仕事中の時間帯など、親子が離れているときに災害が発生した場合に「位置情報確認アプリ」があれば、不安を和らげることにつながります。

1-2.通学にかかる時間と距離が長くなるため

中学生になると、電車・バスなどの交通機関や自転車通学で遠方の学校に通うお子さんが増えます。行動範囲が広くなると、移動の間にトラブルに巻き込まれないか、きちんと学校に着いたか気になる保護者も多いと思います。

そんなときに「位置情報確認アプリ」があれば、目的地に到着したときに自動で通知する機能によって、お子さんの居場所を確認できて安心です。

1-3.塾や習い事、部活動など外出の用事が増えるため

小学生とは異なり、中学生は塾や習い事・部活動で家を不在にすることが増える年代です。

また、友達と約束して休日に子ども同士で出かける機会も多くなります。保護者の管理下にいる時間が減れば減るほど、不安を覚えるのは当然のことです。

「位置情報確認アプリ」はリアルタイムでお子さんの居場所をチェックできるため、万が一出入りして欲しくない場所に立ち入った場合でも、すぐに対処できます。

2.子どもの居場所が確認できる「位置情報確認アプリ」とは

「位置情報確認アプリ」とは、お子さんと保護者の両方のスマートフォンにインストールして利用するものです。スマートフォンのGPS機能により、主に次のようなことが確認できます。

・特定の場所をあらかじめ設定する
・学校、自宅、塾などへの出入りチェック
・お子さんの位置情報をリアルタイム通知

月額数百円程度で利用できるものが多く、スマートフォンの使用時間制限や有害サイトのブロックなどの機能をあわせ持つものを選ぶと便利です。

3.中学生に位置情報確認用の端末を持たせる人は約6割

2018年に実施された「子どもの暮らし・安全に関する調査」によると、中学生に位置情報が確認できる何らかの端末を持たせる保護者は、約60%であることがわかりました。

出典:オレンジページ 子どもの暮らし・安全に関する調査

また調査結果では、40%近くの中学生がスマートフォンを持っていることがわかります。 このことからも、スマートフォンにインストールできる「位置情報確認アプリ」の利用がお子さんの見守りに効果的であると言えます。

まとめ

お子さんの安全を守る一つの手段として「位置情報確認アプリ」の活用を解説しました。小学生に対してGPS機能付きの端末を持たせるご家庭が多い一方で、「中学生にもGPSでの見守りって必要なの?」と悩む方も多いでしょう。

しかし、行動範囲や交友関係が広がる中学生の時期にこそ、しっかりとお子さんの状況を確認して「何か困ったことがあればすぐ相談できる」親子関係を作るのは非常に重要です。 中学生が巻き込まれる事件が増えていることについても、ご家族でお子さんをまじえてしっかり話し合うと良いですね。

そのうえで「あなたを守るためにこういうアプリを使いたいんだけど」と提案し、お子さんの意思も尊重しながら使用範囲を決めましょう。