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車を待つ間

2023年1月半ば、自動車事故に遭った。
此方側は優先道路を真っすぐ運転していて、相手方が右側から出てきたところを私の車の運転席付近に激突したのだ。相手は年配の女性、変則的な十字路だった。
幸い、お互いに外傷はなかったので即警察へ連絡、その後は保険会社やレッカーの手配やらバタバタしたので、覚えている事と言えばぶつけられた後に相手の方を見たら女性が申し訳なさそうに私を拝んでいた事と、ほんの1週間前に愛車のコーティングをし直したばかりだったので、小雨の降る中車のボディを流れ落ちていく雨の雫くらい。綺麗だなぁ、左後方から見たら本当に綺麗でピカピカなのに。そんなことを様々な手続きをしながら思っていた。
事故の影響で軽いむち打ちになり、現在も通院しているけれど仕事は休まず出勤している(通院時は早退扱い)。症状も軽くなってきた。
むち打ちって、当日は本当に出てこないのね。当日出ていたらかなりひどい状況なんだって実感した。私は事故の翌日に少し違和感があったから整形外科へ行き、その2日後に気持ち悪さとめまいが発生。あれは本当に辛かった。仕事終えて自宅へ帰ると、夕食後に2時間ほどじっと横になる毎日だった。
整形外科の先生は骨の異常がないからそれほど重要視していない様子で、このままじゃ治らないかもしれないと思い、すぐに整骨院へ変更する手続きをして通うことに。早めに判断したのは大正解!

私の車は買い換えてまだ1年1か月くらい。まだ遠出もしていなかったし、どんな性格が出てくるかわからなかったから丁寧に乗っていたんだよ。
その前の車は18年乗り、25万㎞を超えたHonda車。あの車は良かった、わがままを言わず最後までいい子でいてくれた。

車は、私が住んでいる地域には「無くてはならない交通手段」だ。高校卒業時にはほぼすべての人が運転免許を取得し車を所有する。買い物も仕事も車がないと生活が成り立たない。高齢者の運転人口もかなり高いと思う。80代で免許返納していない人が殆どではないだろうか。

事故後、私の車は右側前輪タイヤが内側へ押し込まれていて全く自走出来ない状態だった。あのタイヤ見た時「この車にこれからずっと乗りたくない」と、思ったんだよね。修理は出来るだろうけれど、勿論大丈夫だろうとわかってはいたけれど、車軸がやられちゃってるだろうなって。ずっとこの車は『事故車』になってしまうんだって。たった1年1か月なのに。
あの時、車は変えようと即判断した。迷いは確かに後で出てきたけれど、幸い私は任意保険に新価特約を付けていたので、査定の結果は全損扱いOKとなり、金銭的には問題なくなった。新車を購入する時もローン組んでなかったし。私が加入していた保険の新価特約、プラスで10%出るようになっていたからびっくり。まぁそれも、次の車の代金でほぼすべて吹き飛んでしまうのだけれど。
今の車は高いねぇ、おまけにTOYOTAさんは強気だから値引きを一切してくれなかったよ…それでも選んでいる間はなかったから決めたけど。

これから約3ヶ月の間、代車の名義を私に変えてもらって車を借り続ける。
次の新車を待ちながら。ワクワク感と、冷静さと、たまに出るあの車に乗っていた時の癖を修正しつつ、久しぶりの軽自動車で。
3ヶ月。長いなぁ…((+_+))

それでも希望に沿った形で1番早い車だから、おとなしく待ち続けよう。
車を待つ間、新しいことを学び、始めてみようかな。


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