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人生の分母が、また増えた話

 Denominator of life


 またひとつ年齢を重ねてしまいました、
 本当に1年があっという間に過ぎていってる感じがします。


 子どもの頃より10代の方が、
 10代の頃より今の方が、
 そのあっという間感が速くなっていると感じるのは、皆さんも同じだと思うんですよね。

 子どものころと比べて、大人になればなるほど、1年が経つのが速く感じられるのは、決して、大人の1年の方が充実してないという意味ではなく、

 人生の分母が大きくなったということだと思うのです。


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 10歳の子どもにとっての1年は、人生10年の中の1年で、割合として10分の1を占めます。

 40歳の大人にとっての1年は、40分の1...


 毎年ひとつ、人生の分母は大きくなっていくし、人生における1年の割合は小さくなっていくのです。


 子どもの頃というのは、1年間で経験したことが、性格や行動などに大きな影響を与えたり、また、精神的な急成長を見せたりすることがあります。

 それだけ、分母が小さいときの1年というのは、濃い1年ということなのででしょう。


 大人になり、人生の分母が大きくなるにつれ、与える影響や急成長することなどは少なくなっていくのでしょうが、


 人生そのものは、明確で単純な色づかいではなく、基調色の上に薄い色を塗り重ねていく水彩画のように、深い色合いになっていくのだと思うのです。(そう思いたい!)

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 ”人生の分母”って言葉が重複してないか調べていたら、10年前の自分のブログがヒットして、少し笑ってしまいました。
 似たようなこと書いてて成長してないな~という感じです。

 また、検索の中で、藤原智美さんの『暴走老人』という本の中で、同じような内容で「人生の分母」が使われているのを知りましたので、今回、紹介しておきます。